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佐野side
一つ一つの部屋を慎重に確認していく。
たまに、生き残れなくて倒れている人もいた。
藤「なぁ……そんなに広くないっていったやんな?」
佐「え?はい。広くないですやん」
福「いや、十分広いで」
リ「何部屋あるんここ。」
佐「えーっと、ざっと、150室くらい……」
藤「絶対手分けした方がよかったやん」
佐「一応いっときますけど、俺らの大阪支部の事務所よりは狭いですからね?」
リ「え、あそこってそんなにひろかったん?!?」
佐「はい、250以上はあるんやないですか?」
福「うわ、知らんかった……」
藤「ICチップでわからんの?居場所。」
あ、確かに。忘れてた。
佐「えーーっと、あ、この辺りです。」
福「アバウト過ぎん?」
リ「もうちょい詳しくわからんの?」
佐「しゃーないですやん。これまだ試作品みたいなもんですから。」
藤「え、お前ら試作品を腕に埋め込んでんの?ヤッバ」
リ「まだ腕ならええわ。」
福「そのうち、頭にとか言いそうで怖いっすもん」
俺、そんな風に思われてんの?
なんかショックやわ……
頑張って押さえていこう。っと、
ひとつ、重そうな金属の扉を見つけた。
ICチップもここの近くで反応してるから……
佐「ここの部屋ですね。たぶん」
リ「……入るで」
福「はい、」藤「おう」
「「「「せーのっ」」」」
ｷﾞｨｨ…
扉の向こうには、
リ「末澤!!!正門!!!!」
福「大丈夫ですか!?」
正「ん………大晴……?」
福「まっさん!!怪我は…?大丈夫なん…?」
リ「末澤ー?」
末「…?りちゃ…?おはよぉ」
「「は………?」」
正「ああ、俺ら寝とっただけなんで体調的には全然問題ないですよ?」
末「俺ちょっと怪我したけどな。」
佐「ほんまや………。っそういえば!」
藤「大吾と小島はどこ?」
末「?見てへんで?」
福「まっさんは!?」
正「見てへんなぁ」
リ「晶哉」
佐「…………なんで…?俺、ちゃんと、要請しましたよね…?」
2人とも、どこにいったん?
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作者名：HORND | 作成日時：2021年12月31日 1時
