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末澤side
佐「誠也くん、正門くんに丈くんから依頼です」
末「え、珍し。まー行ってやるか」
正「そうですねー」
リ「気をつけてな」
福「いってらっしゃい!!」
みんなに見送られながら仕事行くのも、案外嬉しいもんやな
俺も、明日ちゃんと起きて見送ったろ
正「誠也くん?どうかしました?」
末「いや?ただ、ええなぁって」
正「…お見送りが、ですか?」
末「おん、俺たちのとこは、無かったからな」
正「そっか、」
そのまま沈黙は続き、丈のところにつくまでお互い、一言も発しなかった
末「丈、」
藤「久しぶり。今日もよろしく頼むわ」
正「お久しぶりです、今日はどこへ?」
藤「ん、普通に鬼退治」
末「またぁ?どこよ、そんな恨みを買うほどウザかったとこは」
藤「ここ。ちっさいとこなのに、結構付きまとって来てさ、迷惑だからささっとやっといて」
末「はいよ、じゃあいってくるから」
正「丈くん、また」
藤「おん、あ、そういえば」
末「どうした?」
藤「お前らの場所、もうちょっとで特定されそう。結構、いろんなとこが動いとるで。やから、もうちょっと警戒しとかんとヤバイかも」
正「そうなんですか…?なんで」
末「…わかった、いつもありがとうな」
藤「何でもやるで、政治家やからな」
正「じゃあ、行ってきます」
藤「あぁ、じゃ」
面倒くさい仕事やなぁ、さっさと片付けよ
正「…誠也くんは、丈くんを見ても、昔のことを思い出さないんですか?」
末「…ノーコメントでいい?これからの戦闘に支障が出るから」
正「そうですねぇ、みんなに連絡しておきます」
末「ありがとう」
この向こうは、戦場。
俺たちが唯一輝ける場所。
ここは絶対に守っていく。
ーー誰に何をされようとも、絶対に
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No.8 藤原丈一郎
頭の中に描いたものを、物として作る造形の使い手。
末澤、リチャの古き良き友。
頭の回転が早く、何でも器用にこなすため、能力者では初めて政治の世界に。
殺傷能力:3
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作者名：HORND | 作成日時：2021年12月31日 1時
