【歌い手】リスナーなんですけど【浦島坂田船】

いつかはバレる ページ18

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　「志麻の言う通り、音楽のコラム書いてます…けど嘘を吐こうとしたわけじゃ！」



志「分かってる、大丈夫」



ふたたび歩き出した私たちの影は、さっきよりもゆっくりと動いている。



志麻は、私の必死の弁解に少し笑った。



志「俺たちだって一応プロだ。だからだろ？」



そうです、という意味を込めて頷く。



首が落ちてしまうほど、何回も激しく。



けど、他のメンバーには言わない方がいいか、という問いには、



否定の意を示した。



隠したところで何も生まれないのは、今知ったから。



　「あ、私の家ここ」



他愛ない話を続けていると、私の家に着いた。



『私の家』といっても、アパートだが。



志「じゃあな、また連絡するよ」



　「うん、おやすみなさい」



志麻は、ひらひらと手を振って去って行った。





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最高１１位と、一日ｈｉｔ数１００００越え、ありがとうございます。

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