伝導者一派？どう見たって違うだろうが【文スト×炎炎ノ消防隊】

心情 ページ23

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鴎外「うーん…何方もだね」



『矢張り何方もでしたか…って、え?何方も、ですか?』

鴎外「おや?何か可笑しな事でも言ったかね?」

『いえ、てっきり首領の事ですから

焔ビトの情報が欲しいのかと…』

実体験した情報より確かな事はない

なのに其れと同等に私の心情を知っておこうとする何て…


鴎外「確かに最適解の為にも情報は知っておくべきだ

と言っても､此処(ヨコハマ)に焔ビトが現れた事は“一度も無い”がね」


そう､此処には不思議な事に焔ビトが現れた事は一度も無い

250年前から世界で唯一焔ビトの

発生したことがない街でも有名だ


『…先ず、焔ビトでしたが一目で判ることの

情報は少なかったです、ですが個体によって凶暴さが

大きく異なります、私が相対したのは大人しい方でした

故に凶暴ではなかったので掴める情報が少なく…

申し訳ありません、首領』


鴎外「いいや、其れだけでも充分な情報だよ

其れで?君の心情の方は?」



『…聖職者でもなく汚れた仕事をしている自分が…

鎮魂をしてもよかったのか、とは思いましたね

あとは…“普通の殺し”と変わらないと思った、とだけ』

鎮魂って言っても…其れは本質、只の人殺しだ

鴎外「…そうかい、私達にも、殺れそうだったかい?」


『問題はないかと、心臓部にあるコアさえ

壊せる術があれば…嗚呼、梶井の檸檬型爆弾や

芥川君の羅生門でコアを破壊してもいいですね』


鴎外「成程、参考になったよ」

『其れと』

鴎外「…ん?何だい?」

『約束があるのです、小さく、重い約束が…

聖陽教暗部についての調査をお願いしたく存じます』

鴎外「聖陽教暗部…何とも心踊る名だね

流石の聖陽教にも裏は存在するみたいだ…

…構わないよ､聖陽教暗部について調べてみる価値はある」

『有難う御座います』


鴎外「いやいや、有益な情報だよ

皇国の弱みを握れるかもしれないしね」

私と同じ考え方……流石首領←

鴎外「折角の休みだし、情報も手に入った

何処かに遊びに行って貰っても構わないよ」

え??…何か裏ありそう何だけど…

鴎外「裏なんてないよ」

思考を読まないで下さい

まぁ、折角だし久しぶりに

探偵社にでも(鴎外「探偵社はダメだよ」

クソゥ、何で思考が読まれてるんだよぉ!!


鴎外「全部声に出てるよ」

『あり??』



エ「やっとAに暇が出来たのね!

A一緒にスイーツ食べに行きましょ!」

如何しようかと考えている時にエリス嬢がそう言った






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