浦島坂田船の冒険3〜魔王そらまふと迷いのプリンセス〜

45 冒険の始まり始まり〜！！ ページ2

A side








数時間前…。









A「…………ぷはっ！」





やっと息が出来た！！





目の前には青い岩の洞窟がある。
奥は真っ暗で何も見えないけど、ほのかに冷たい風が吹いてきているようだった。





…あ、それよりみんなは…？






坂「Aちゃん！！」




A「さかたん！！やっぱり先に着いてたんだ！」





みんなは私よりだいぶ先に着いていたみたいで、髪は少し乾いていた。





坂「でもびっくりやなー！湖の底なのに空気があるなんて。」






それ私も思った！！





私たちは湖の底まで潜ってきたんだけど…こんな空洞があったなんて。






う「ここは昔、魔法で作られた遺跡なんだ。」




A「遺跡？」





私が尋ねると、うらたんはコクっと頷いた。




う「昔……何かの儀式を行うために湖の底に作られたらしい。」



セ「何かって……何なん？」




う「……そこまでは分からない…。でも危険な儀式だったらしいから、気をつけろよ。」




うらたんが聖剣を握る。


それはきっと、ここから先は何があってもおかしくはないということだと思う。





センラたちもビシッとした表情で武器を構える。






私も、杖をグッと握った。






……戦いの魔法は使えないけど。





う「…それじゃあ…行くぞ。」



4人「「「「おー！！」」」」



意を決して、私たちは冷たい暗闇へと進んでいった。









…









…









？？？「…………ブハッ！！ゼェ…ゼェ…。」



？？「 は？もうバテたの？」



？？？「い、いや、バテてはない！…けどちょっと休まn(( ？？「早くあいつらを追うよ！！」

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