浦島坂田船の冒険２〜魔王そらまふとプリンセスの秘密〜

79 イケメンうらたん参上！ ページ36

うらたぬき side







夜風は冷たく、今は心地よく感じない。






…全く…






う「…情けないなあ……。」







……Aが…魔王と幼馴染かもしれないって…分かってたのに…！







…俺は…







どうしたらいい…？









…








…








部屋に戻ると、もうみんな揃っていた。






坂「あーっ！！くっそ負けたぁー！！」



セ「よっしゃ！！…あ、うらた！遅っかったなあ。じゃ、うらたも床ねー！」






なんか騒いでると思ったら……ベッドジャンケンかよ…。







…まあ、別に床でもいいけど…。







…それより…







う「…A。」





A「…ん？何うらt…。」







Aの声が止まったのと同時に、三人からはギャーギャーうるさい声が聞こえてきた。







…でも今はこうしたい気分なんだ。







ぎゅっと抱きしめるほど、Aの匂い、温かさ…いろんなのを感じる。







う「…今日はごめんな。」






小さくそう呟いた。


それしか出来なかった。








A「……………うん。」








……Aの声が暗く聞こえるは…



…俺が罪悪感を感じてるからだろうか。









.








.







A side







あああああああああああああああ！！！！







ごめん…ごめんね…うらたん…！！







突然のハグとか…普通の私だったらもう気絶してたよっ！！






……すっごく嬉しかった……。









…でも！…でも！





…でもでもでも！！









…









？？「うわコイツハグしたよ〜！！」



？？？「マジで許さない。」








あああああああああああああああああ！！！

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