検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:133,851 hit

77 さよならとまたね ページ34

A side







うらたんは二人から少し離れたところで立ち止まっていた。






ま「疲れたよね。今日はもう帰りましょう?」




白髪の魔王は、まるで天使のように優しく、温かく彼に接していた。





すると、そらるんから溢れ出ていた憎しみはやがて消え、いつものそらるんに戻った。





そ「………………うん………。」






そらるんは短く頷き、持っていたさかたんの手をパッと離した。






A「さかたん!!!」





急いで駆け寄って私はすぐに魔法をかけた。





A「ヒール…!」



坂「…ん……あったかい……。」






さかたんはだんだん顔色がよくなってきた顔でふにゃりと笑う。







それを見て、私もホッとした。





…のもつかの間。








ま「……………A…。」







ふいに、背後から耳元に声をかけられた。




本当に突然だったから…






A「ファッ!!?」





ドキドキしないはずないでしょーが!!←






坂「…っ!おい!!」






さかたんはまふをキッと睨みつけ、うらたんたちの方からは武器を構える音がした。







それでもまふは私の耳から離れず、こう言い残していった。






ま「…__________。」





A「……?」








……それってどういう…?







坂「おいっ!!いい加減に……!」





ま「はいはーい!そんなに言われなくても、もう帰りますよっ!







どこか満足そうなまふはマントを翻し、そらるさんを抱えながら指をパチンと鳴らした。






すると、黒い魔法陣が現れた。







ま「……さよなら、勇者さんとそのお仲間さんたち。今日のところは退いてあげる。















…A。








……またね。」







可愛いような、カッコいいような、恐ろしいような、そんな笑顔を残して魔王は城へ帰っていった。









…こうして魔王との戦いは一時幕を閉じた。















78 長い一日も終わる→←76 人質作戦!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (107 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
247人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かきみそご飯(プロフ) - かがりさん» ありがとうございます!!(*^▽^*)楽しみにしてくれているなんて嬉しいです!!頑張りますっ! (2017年11月9日 21時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - でぃあぼろさん» ありがとうございますっ!!アンケート…………あ…………しまった…でぃあぼろさん入れとかなくちゃ……←笑 (2017年11月9日 21時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 雨傘響音さん» ありがとうございます!!(*^ω^*)続編も頑張りまーす!!! (2017年11月9日 21時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かがり - 続編おめでとうございます。毎日楽しみに待ってます!更新頑張ってください。 (2017年11月9日 19時) (レス) id: b12ee6f920 (このIDを非表示/違反報告)
でぃあぼろ - おお!続編も見ます!あ、アンケ投票しましたー!そのときの一言! 「あれ?俺の名前が入ってないぞ?」(((笑) (2017年11月9日 18時) (レス) id: d70a2ffcc9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かきみそご飯 | 作成日時:2017年10月14日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。