ケータ君「第41話です！」 ページ42
錫杖を持った烏天狗はまるで命が宿ったかのように強く、美しく見えた。
みんな、烏天狗に注目している。もちろん、釣られたろう丸も。
烏天狗はそんなポカンとして見ているギャラリーをふふっ。と笑い、妖気をためはじめた。
「…さて、釣られたろう丸。僕の風で君の怒りを鎮めてあげるっ！」
烏天狗の体は青白い光とものすごい風に包まれた。
釣られたろう丸は危険を感じたのか、魚たちに指示をしたり、攻撃をしたりしているけど、烏天狗には全く効いていない。
そして烏天狗は大きく息を吸い、構え、
ーー放った。
「烏羽の突風！」
☆★☆★☆★
「痛っ…た……」
気がつくと私は池のほとりに倒れていたらしい。お腹が痛い。
「「「Aーーーーーーーー！！！」」」「「Aさぁぁぁぁぁぁん！！」」
私の名前を呼ばれ、顔を上げると思いっきり突進された。
「んもう！心配したんだからね！」
「Aさぁぁぁぁぁぁん、ワタクシも心配しましたよぉぉぉ！！！」
「でも無事で良かったズラぁぁぁぁぁぁ！！」
3人が私に寄り添ってわんわん泣いている。
私は撫でようとしたけど、ふと思い出した。
「烏天狗は…？」
思わず立ち上がってしまい、猫ちゃんたちが「ぶっ！？」とほとりに落ちてしまった。ごめん…。
「…ここにいるよ。」
木の陰から美少年の声が聞こえた。もう、恥ずかしがりやか…。
「あ、じゃあ釣られた…ろう丸……。」
そう言いながら、池を見ると、釣られたろう丸が倒れていた。魚たちと一緒に。
「オレっちたちの物、取り返してきたニャンよ！もちろんAもニャン！」
ジバニャンが手渡してくれたのは私の白いスマホだった。
まわりを見ると、みんなも大切な物が戻ってきて嬉しそうにしている。
「良かっ…た…。」
思った以上に疲れてたみたいで、私は倒れてしまった。
みんなが心配そうに私の名前を呼ぶけど…すべて聞く前に私の意識は途切れてしまった。
主人公&猫ちゃん&烏天狗「「「第42話！！」」」→←釣られたろう丸の魚「ギョッ！！(第40話！)」
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みしゅあ - セーラーニャンに烏天狗うらやましすぎるでも私は３のでカルラ、烏天狗そろってるから言うことなしなんですけどねかきみそご飯さんと一緒に妖怪ウォッチの話をしたいです！ (2018年6月6日 20時) (
レス) id: 1c85a39dc5 (このIDを非表示/違反報告)
キャット猫ニャン - 面白いです！けど、「もんげ〜ひとだま」はコマさんが進化するときの道具だったと思います。 (2018年4月29日 10時) (レス) id: d120d68618 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - みゅーかさん» ありがとうございます！！！すごく嬉しいです…！(*≧∀≦*)セーラーニャン可愛いですよね！！！実は作者が一番好きな妖怪なんですw (2018年3月27日 10時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーか(プロフ) - 面白いです！！1番右の☆押させていただきました！セーラーニャンかわゆい… (2018年3月26日 20時) (レス) id: 828d9692c9 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - カナターAさん» やっぱそうなのねエンマ〜…ですよ！！(笑)続編で…会っちゃうかもです…！←オイ 議長ももちろん出ます！睨まれるかどうかはお楽しみに！！続編はもうすぐ作ります！！乞うご期待！！です！！ (2017年8月22日 18時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かきみそご飯 | 作成日時：2017年8月6日 15時
