浦島坂田船の冒険〜魔王そらまふと狙われたプリンセス〜

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坂田 side





坂「センラァァァァァァ！！まーしぃぃぃぃぃぃぃぃ！！」




俺は急いで二人の元へ駆け寄る。





センラは氷傷、まーしぃは火傷…！！





うらさんがさっき、「魔女の気配がする。」って言ってたけど、まさか本当にいたなんて…！






96「んああぁぁぁ！！！なんで今日はこんなに客が多いんだぁぁぁ！！そもそも招いてないし！」




う「魔女………96猫、お前の仕業だったのか…。」




うらさんは俯いたまま、ゆらりと聖剣を振りかざした。





う「俺の仲間を傷つけ……攫い………、覚悟は出来てるよな？」




カッと開いた瞳からは怒りが溢れ出している。





攫い……ってのは、Aちゃんのこと？




え、Aちゃん、96猫に攫われたん！？





96「よく分かんないけど、君はもっと強そう！！」





96猫も楽しそうに杖を構えている。







…







．







う「はあぁぁぁっ！！」



96「サンダー！！！」





二人の強者がぶつかりあってーー







☆★☆★☆★☆★





……どれくらい経っただろう。






まだ








まだ、戦いは続いてる。






96「アシドッ！！！」



う「効かんっ！！」





両者、一進一退の状態。









最初は緊張してたけど、なんか慣れてきたわ…。




…いつ終わんのかな…？







96「はあ……はあ……もう拉致があかん！！これでとどめだ！！」



う「…ふう…はぁ………そうしよう。これで終わりだ！！」





志麻坂田セン「「「っ！！？」」」






二人とも魔力を溜めてる…！すごい、ビリビリする…！！





…やっと、決着が…！





…




うらさん…勝てるよな？





まーしぃもセンラもうらさんを信じて見守っている。





…大丈夫！！俺もうらさんを信じる！！






…頑張れっ、うらさん！！









．









う・96「「ひっさぁぁぁぁぁぁぁぁぁつ！！！！」」








？？「96ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！」







バンッッ！！！という扉を開けた音が二人の動きを止めた。








扉を開けた人物は意外な人物だった。

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