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志麻 side





セ「とりあえず、みんなを探そか。」






センラは立ち上がって腰についた土を払っている。






心なしか、少し焦っているように見える。









…Aちゃんが心配なんやろな。







現に俺だって心配してる。








あいつの杖じゃ魔法使えないからな。








…魔法といえば…








志「…なあセンラ。あの風の魔法なんやけど…。」





セ「ああ。俺らが飛ばされたあの魔法か。」






それがどないしたん?と言わんばかりにキョトンとしている。






センラは気づかんかったか…。







志「……センラも知ってると思うけど、俺は火属性の魔法使い。…まあ、最近はアイスも出来るようになったけどな。」





センラはうんうんと頷いている。






いや…これでも分からへんのか。






志「そんで、この森には色々な敵がいた。…ばけキノコにスパイダー、それから狼…。」




セ「せやな。」








…やれやれ、まだキョトンてしてる。







俺は小さくため息を吐いてから話を続けた。






志「あいつらは全員魔法を使ってない…使えないんだ。あいつらは魔力が少ないからな。………せやけど、この森で、たった一人だけ、魔法を使えるやつがおるんや。」





セ「ほうほう……魔法を使えるやつ………………あっ。」






こいつ…やっと分かったみたいやな。






志「そう…。だからさっき俺らを飛ばしたやつはそいつしかいないんや。」






センラはごくりと唾を飲む。






俺は森の奥を見つめながらその名前を言った。









志「この森の…………魔女しか、な。」

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 夢小説   
作品ジャンル:ファンタジー
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かきみそご飯(プロフ) - 迦實風さん» はじめまして!あ、本当だ…。完全に間違いですね(^^;; ご指摘ありがとうございます!! (2018年7月7日 17時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)
迦實風(プロフ) - 初めまして 29ページの準備満タン→準備万端の間違いではないですか? 敢えての引用ならごめんなさい。 (2018年6月27日 21時) (レス) id: 0c5f122465 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 夢叶@こたぬきさん» 返信遅れて申し訳ないです!!最初から読み直してくれてありがとぉぉぉぉぉぉ!!! (2018年1月27日 10時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶@こたぬき(プロフ) - 最初から読み直してますw好きすぎる…(*´∀`) (2018年1月23日 16時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 君色。さん» ありがとうこざいます!!!続編も読んでくれるなんて感謝しかないぃぃぃ!!(´;Д;`)← (2018年1月11日 22時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かきみそご飯 | 作成日時:2017年9月11日 22時

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