SCP財団世界で奮闘する (ページ35)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:6,622 hit

『二十八話……ですよ………』ページ35

Aの四歳の頃seid

とある趣の有る広い屋敷の一部屋である会話がされていた。

祖母「A。此れからSCP-053に近づくのは禁止です。」

『何でしょうか？お婆様。』

祖母「貴女はせっかくその様な記憶力があるのだから勉強しなさい。」

『でも………他の人から今の時期は遊ぶ事が仕事と聞きました。』

祖母「甘ったれないで！！！」

そう祖母が叫び私の頬を叩く。

祖母「私は貴女のために言っているのよ？貴女はで・き・る・子…何だから。」

祖母「それも他の出来る子とは違うんだからね？」

『…………はい。…………分かりました。…………お婆様。』

そうか。お婆様は私のために叱って下さっているんだ。私は他の子とは違うんだ。

もっと高みを目指さなければ………

ーーーー時間が変わってーーーー
A(現在)seid

今日は祖父からお呼び出しを受けました。絶対に薬の事でしょう。さて何と言い訳しようか…

そうして言い訳を考えていると祖父の部屋の前まできた。

(ｺﾝｺﾝ)『失礼します。Aです。』

祖父「入りなさい。」

『失礼します。』

部屋に入るとソファーに座るように促され、座ると目の前に祖父が座った。

祖父「私が言いたいことは解るな？」

『はい。』

其れからは何を聞かれたのか、話したのかは余り覚えていない。しかし祖父の言葉で意識がはっきりとした。

祖父「SCP-321に関しては、人を生き返らせたのと同じなんだそ？解っているのか？」

『しかし、それは過ぎてしまったことであり我々は常に未来に向けて進化しなければなりません。』

『そして、私はあくまでも薬を渡しただけでありその他の判断は彼ら個人の問題です。』

祖父「………相変わらす口は上手いな……」

『恐縮です。』

祖父「しかし実をいつと此が本題なのではないんだ。」

『え？』

正直この事に関して叱られるだけだと思ったのだが………もしかしてO5を継がなくで良いとかなのでしょうか？

祖父「SCP-076と戦ったことについてだ。」

え？……あぁそういえばそんなことありましたね。

祖父「勝てたから良いものの………この報告を受けてどれだけ心配したと思っているんだ！」

祖父「お前は体力が無いのだからいくら身体能力を上げたからといったとしても二度とこんな無茶和しないように！分かったな？」

『分かりました。』

……まさかそんなことで怒られるとは思わなかった………