SCP財団世界で奮闘する (ページ26)

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アベル「二十一話(ボソッ)」ページ26

Aseid

『私のメリットが少しもないからです。』

アベル「……え？それだけなのか？」

『えぇ、それだけです。私は弱者という言葉を撤回して頂ければそれで十分なので。』

アベル「そっ、そうなのか。」

そんな会話をアベルと繰り広げていると

カイン「話についていけないのですが。」

グラス「同じく………」

『あ。』

そうだ２人がいるのでした。私が一人で行ってしまったので後を追いかけてきてくれたんでしたね。

『急に一人で行ってしまい申し訳ありませんでした。』

カイン「取り敢えずは無事で何よりです。しかし、シュメール語が話せたんですね。」

『はい。文献を読み漁っていたらいつの間にか喋れんようになっていました。』

グラス「……しかし、アベルに勝つだなんて………凄いですね！」

『あのその事なのですが……他の方には黙っておいて頂けませんか？生憎、余り目立ちたくないものでして。』

グラス&カイン「「分かりました……」」

そう言って解散した。アベルには収容室に戻って貰い、私とグラス博士達は避難場所へと向かいましたよ。

ーーーー視点が変わってーーーー

グラス博士seid

アベルが収容違反したというアナウンスを聞いた新人職員のフォレス博士が急に何処かへ行ってしまった。

カイン「追いかけますか。」

グラス「そうですね。」

そう言って、フォレス博士を探して数分後、アベルが駄礼かと戦っているの見えた。

カイン「アベル！今すぐ止めなさい！」

アベル「うっせえクソ兄貴。今俺は勝負をしてんだよ！」

アベルと勝負をするなんてどんな奴なんだ？そう思い相手を見た。

グラス「勝負って誰と………え？」

その相手を見て驚いた。何故ならさっきまで話をしていたフォレス博士だったからだ。

体力がなさそうに見えて意外とあるんですね。しかし、何を喋っているのかがわからない。

そして数秒後、フォレス博士がアベルの剣を遠くへと弾き飛ばしアベルの首に刀を当てていた。

そしてカインさんいわく彼らはシュメール語を話していたそうだ。

カイン「シュメール語を喋れたんですね。」

『はい。文献を読み漁っていたらいつの間にか喋れんようになっていました。』

……この人SCPじゃないんですよね？その後はこの事を誰にも言わないと約束した後避難場所へと向かった。

正直……戦っているのフォレス博士はとても格好よかったな………まさか惚れた……なんてね