グラス「二十話ですよ。」 ページ25
Aseid
さぁ、2人を振り切ってオールドの収容室に向かっているわけですが……
オールドの収容室の前でアベルと会うなんて聞いてないんですけれど?!
アベル「あ"?なんだお前。男か女かわっかんねえ顔してんな。」
『えっ…えぇよく言われますが私は男ですよ。』
そう言うとアベルは見下したように言った。
アベル「ハッ。そんなひ弱そうな見た目で俺に勝とうってんのか?」
『私がひ弱………ですか。まぁ、そう見えるのも無理はないですか。』
アベル「俺は弱者に興味ねえ。大人しく死ね。」
そう言いアベルは私に持っていた剣を振りかざした。
私が弱者……か。………気に入らない。
『(シュメール語)アベル、今の弱者という言葉……撤回していただこうか。』
そう言い私は懐から短剣を出す。常に護身用として身に付けているんですが、この短剣は様々な刀や剣の形に変わるんですよね。
アベル「(シュメール語)は?短剣なんかを持ってたのか。それよりシュメール語をはなせるのか?」
『(シュメール語)一応は。』
そう簡潔な会話をしながら剣を交える。昔剣術を学んでおいて正解でしたね。
そして、そんな状態が数分続いたあと、誰かがやってきた。
カイン「アベル!今すぐ止めなさい!」
アベル「うっせえクソ兄貴。今俺は勝負をしてんだよ!」
グラス「勝負って誰と………え?」
私のことに気付いたようだ。因みに私はさっきの短剣を刀に変えている。
アベル「(シュメール語)ウォラ!死ね!」
『(シュメール語)甘いですよ。』
そう一言言い私はアベルの剣を私の刀で遠くへと弾き飛ばしアベルの首に刀を当てた。
『(シュメール語)これで弱者という言葉を撤回して頂けますね?』
アベル「(シュメール語)あぁ、参った。俺を殺せ。」
カイン「シュメール語を喋れたんですね。」
グラス「何を言っているか分からないけど……あのアベルに勝つなんて……」
『(シュメール語)私は貴女を殺しませんよ?』
アベル「(シュメール語)何故だ。」
『グラス博士に伝わっていないようなので英語で話しますか。』
アベル「あっ…あぁ。」
グラス「えっと…なんかすみません。」
『グラス博士、お気になさらず。さてアベル。貴方の問の答えですが………』
作者「次に続きます。(二回目)」
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SCP-076 アベル
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アベル「二十一話(ボソッ)」→←テルラ「多分十九話!!!!」
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作者名:kaki kama | 作成日時:2022年2月20日 15時