SCP財団世界で奮闘する (ページ23)

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『十八話………でしたよね…』ページ23

Aseid

さて今日は幼女に会いに行こうとおもったのですが………

《SCP-053が収容違反を起こしました。至急職員は安全な場所に避難してください。》

『…………取り敢えず探しますか。』

数分後通路の奥の方から幼女がやってきて私を見るなり嬉しそうに近寄ってきた。

幼女「もしかしてAお姉ちゃん？久しぶりだね❗️また一緒に遊んでよ!」

『よく私だと分かりましたね。後、今私は男装をしているのでお兄ちゃんと呼んでいただけると幸いです。』

幼女「分かったよ！ねえねえ、また前みたいにAお兄ちゃんかつけてくれた名前で呼んでよ！」

『えぇ。もちろん良いですよ。“セリ”』

昔から私が大人っぽいからという理由でお姉ちゃんと呼ばれていましたが……久しぶりに言われましたね。

セリ「もっと一杯お話ししようよ！」

『セリ、部屋を勝手に抜け出したでしょ？戻りましょう。今日はこの後貴女の部屋へ行きますので。』

セリ「本当？じゃあ我慢する。だって私いい子にできるもん！」

セリは胸を張ってそう答えた。

『偉いですね。でも、近いうちに自由に出来るようにしますからね。』

セリ「そうすればもっとAお兄ちゃんと一緒にいられる？」

『いられますよ。』

セリ「やったぁ♪」

喜んでいるセリはとても可愛らしかった。そして、彼女を部屋に戻した後、私も職員が避難しているところへと行った。

ーーーー場所が変わって避難している場所ーーーー

テルラ「A～遅かったじゃん！なにやってたの？」

避難しているところへ行くとテルラが勢いよく抱きついてきた。

『いえ、ちょっとアナウンスに気づかなかったもので………』

そう言うとテルラはなにかを察したように

テルラ「そっか。また後で聞くね！」

と言ってくれた。流石幼馴染みだとおもう。

『分かりましたから離れて下さい。暑苦しい。』

そして視線が少し痛い。そして、テルラと一緒にいたコンドラキ博士が

コンドラキ「ずいぶんと仲が良いんだな。幼馴染みか何かか？」

と言ってきた。

『………そんなところです。』

そうやって場を濁す。テルラのことを色々しゃべるのは正直気が引ける。

テルラ「そういえば、SCP-053ってAの担当でしょ？始末書大丈夫なの？」

『え……まぁ何とかします。』

最後のテルラの一言で一気に気持ちが沈んだのはここだけの話。