SCP財団世界で奮闘する (ページ13)

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アイスバーグ「………十話だ…」ページ13

Aseid

今私は祖父の執務室の前に来ているのだがなかなかなかにはいる勇気がでない。

……自分から出ていったのにまたいれてくれなんて厚かましいですよね。

因みにテルラは、テルラの祖父、もとい倫理委員会委員長の所へ行っている。

そんなことを考えたが勇気を出して扉を叩く。

(ｺﾝｺﾝ)『失礼します。Aです。』

祖父「入りなさい。」

部屋に入ると久しぶりに見る顔がそこにはあった。

『お久しぶりです。お祖父様。』

祖父「財団に戻る決心はついたのか？」

『はい。』

祖父「それならは、それなりの地位をあげようじゃないか。なに、A達には実績がないわけでは無いだろ？」

『お祖父様、私はもっとSCP達と関わりたいと思っています。それこそ、KeterクラスのSCPにも……です。』

祖父「………やはりお前はあいつの娘だな。とてもよく似ている。」

『………』

祖父「それなら、テルラと一緒に普通の職員として働いてみると良い。」

『良いんですか？！』

祖父「あぁ、構わない。そこで、身分を明かして過ごすのも良し、身分を隠すのも良し、だ。」

『ありがとうございます！お祖父様。』

私は嬉しい気持ちで部屋を後にした。

祖父もとい現O5-1seid

あぁ、本当にあいつの娘なんだなと部屋を出ていったAを見て思う。

彼奴は………私の息子は、SCP達と一緒にいたいと言った。それこそAと同じKeterクラスのものとも………

祖父「彼奴が死んでもう十年以上経っているのか。」

そんなことを誰もいない部屋で呟く。

祖父「あの娘は………あの娘だけは何としても守らなくては…」

あの娘は彼奴が唯一残した物でもある。それに、あの娘は容姿や体質などにおいてとても狙われやすい。

一体今もいくつもの団体が狙っているのだろうか。

祖父「あの娘に……Aに幸福が訪れんことを。」

そう何処できいたか忘れてしまったまじないをするのだった。