第二話 ページ4
｢あ、あの、ちょっと待ってください。私を殺す目的は何ですか？｣
多分もう逃げられないのは覚悟しているので、せめて理由だけでも聞いてから殺されたいものです。
｢目的？目的はね、君の魂をもらうためだよ〜。君、とっても美味しそうだし｣
フェリシアーノさんは、ペロッと舌を出して、舌なめずりをしました。
…やっぱり悪魔なんですね。
ってことは、十字架とかに弱いはず！
確か、今日つけていたネックレスにそんな風なアクセサリーが付いていたような……。
｢え、えっと、悪魔さん帰ってください！｣
なんか、悪霊退散的なことを言いたかったのですが、ちょっと格好悪くなってしまいましたね。
ともかく、わたしはそう言いながら十字架をフェリシアーノさんの前に突き出しました。
…効果はどうでしょうか。
｢あっはは、何してるの？そんなもの、俺には効かないよ〜｣
フェリシアーノさんは、笑いながら易々と鎌の刃の部分でネックレスを引っ掛けると、器用に私の首から外し、自身の手に十字架を持って行きました。
そして、そのまま十字架をつまむと、そのままどこかに放ってしまいました。
どうしましょう。
私、絶体絶命ですね。
というか、誰ですか、十字架が悪魔とかそういうのに効くって言った人は！
ちょっと私が恥かいたみたいじゃないですか！
えっと、こういうときは、こういうときは…。
｢もうちょっと待ってからの方が美味しくなるかもしれませんよ？｣
やっぱり、理由聞いてから殺されたいとか嘘です！
自分の身はやっぱり大事です！
｢ふーん、それもそうかもね。皆もまだこっちには来てないみたいだし、もうちょっと待っても良いかな？｣
お、これは来ましたね！
あるある展開ですよ。
このまま私のことを忘れて他のところへ行けば…。
｢じゃあ、一番美味しくなる時まで一緒に居るよ。あ、駄目だったら今魂もらうからね！｣
え…。
それは、ちょっと…。
そうなるんでしたら、自分の死期がちょっと先になっただけじゃないですか！
それに生活費も二人分に…。
それにそれに、いくら悪魔とはいえ、恋人同士でも無いのに男女一緒に一つ屋根の下で暮らすのはいかがなものでしょうか？
でも、その時はまた未来の自分に任せましょう。
私にとっては今が大事です。
｢わかりました。その時までよろしくお願いします｣
とりあえず頭を下げます。
｢うん、よろしくね〜｣
こうして、私の家には悪魔が住むことになりました。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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チンパンジー(プロフ) - 見てきた中で話が入りやすく、とても内容もいいです！続きがすごく気になります！更新頑張ってください🙇♀️🙇♀️ (2021年12月25日 19時) (
レス) @page20 id: f403d31d07 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ - 面白いです！続きがすごく気になります。更新、頑張って下さい。 (2017年8月13日 22時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
ナスビ(プロフ) - 薊さん» わわ、ありがとうございます！これからも頑張ります…と言いたいところなのですが、諸事情により、更新停止とさせていただきます。すみません(・_・、) 次の更新はいつになるかわかりませんが、時間が空けば更新していこうと思いますm(__)m (2017年1月25日 15時) (レス) id: d7568e1758 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 設定もよく、内容もとても面白いので更新楽しみにしてます！ (2017年1月24日 23時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナスビ | 作成日時：2016年12月9日 22時
