【ヘタリア】SOUL or HEART

第十八話 ページ20

｢例えば、こんな感じなんだぞ！｣


アルフレッドさんが言うと同時に皆さん一斉に体が闇に包まれ、朝にもかかわらず部屋が暗くなってしまいました。


｢あ、あの、皆さん？これは……？｣


家が心配になってきたので、慌てて見えなくなった周りを見回しながら声をかけると、おもむろに闇が引いていき＿


｢うふ、どうかな？｣


イヴァンさんの楽しそうな声を聞いた後、大きな変化に気づきました。

なんと、悪魔さん達の角や牙や翼などなど、私たち人間からしたら異様に見えるものが全て除かれているのです！

しかも、スーツ姿。

これだったら、いつ就職すると言われても、異論はありません。

悪魔って、つくづく便利なものなのですね……。


｢なるほど、確かにこれならば働くことが出来ますね｣

｢そうある！そういうわけで、今日から我達はAと同じ職場の人間ある！｣

｢ほう、それで自給自足していくわけですね｣


なるほどなるほど、、、ん？


｢え、同じ職場に来るんですか！？｣

｢当たり前だよー、Aが俺の見えない場所で何するかわかんないもん｣


フェリさんがニヤニヤしながらこちらを見てきます……。


｢で、でも、すでに同じ職場の方に顔を見られている悪魔さんも居ますよね？正体を暴かれるのも時間の問題だと思われますが｣

｢それなら記憶を弄って、悪魔の姿を見た記憶を消して代わりに今まで同じ職場で働いていた記憶を植付けたから大丈夫だ｣


わお、ほんとにべんりー。

この世で無敵なのは神様ではなくて悪魔なのでは？


｢そういうことですので、今日からよろしくお願いしますね｣


最後は菊さんの謙虚ながらも強引な物言いで私の負担が大きくなることが決定してしまいました。


｢はぁ、くれぐれも人食べたりとか殺したりとか物騒なことはしないでくださいね｣

｢善処します｣

｢約束してください｣

｢善処します｣


……不安しかありませんが、もうどうにでもなればいいでょう。

浮かない顔をしたまま、八人の人間のふりをした悪魔を連れて職場へと向かいます……。

しかし、これはチャンスでもあります。

弱点を掴めるかもしれないし、運が良ければ退治することも出来るかもしれません。

今日一日、決して無駄には出来ませんね……。

頑張っていきましょうか！


｢A〜、はやくしろよー！｣


遠くから聞こえて来るアーサーさんの声に向かって急いでついていくのでした。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←第十七話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す