第十四話 ページ16
｢へぇ〜、随分強気になったんだねぇ。余計に無理矢理にでも奪いたくなるよ｣
フェリさんは私の発言が気に入らなかったのか少し圧力をかけてきました。
ちょ、ちょっと負けちゃいそうです…。
｢二人とも、何話してるの？｣
不意に食卓の方から声がかかってきました。
見ると、蛇口さんがこっちを見てニコニコとしています。
｢あ、なんでもないよ〜。四人こそ、何話してるの？｣
フェリさんはまたパッと表情を変え、それから、食卓の方へ歩いて行きました。
私もなんとなくそれに付いていきます。
｢今やっている競争についてだ。まだ全員揃っていないしどこにいるのかもわからねえな｣
｢それじゃあ、今やるべき事は残りの三人を探し出すこと…かな？｣
｢まぁ、Aが居るから自然に寄って来るだろうね！｣
｢ちょっと、何ですか…。流石にもう堪えられませんよ…あ！｣
｢どうしたの？｣
｢私…、昨日悪魔に会いました…｣
｢ほんと？どんな悪魔だった？｣
｢私とよく似た話し方をしていました。あと日本刀を持っていましたね……｣
｢あぁ、それはきっと菊君だね。何処で見たのかな？｣
｢家を出てすぐの道端です。でも、ドロンって消えてしまったので、今はどこにいるのか分かりません｣
｢それじゃあ、まだ近くに居るかもしれないってことね。よし、探すとしようか！｣
フランシスさんは、言うや否や立ち上がりました。
他の悪魔達も続いて立ち上がりました。
｢ってわけで、行ってくるよ！｣
フェリさんは私に一言声をかけると、他の悪魔達と一緒に窓から飛び立って行きました。
一人ポツンと残された私はその場で呆然と立ち尽くしてしまいました。
……よく考えてみると、これから少なくともこの五人を家に泊めなければいけないことになるのでしょうか。
そうなると、色々と大変ですよね。
魂の面でもですが、主に経済的な面で。
はぁ〜〜、これ以上悪魔を増やさないで下さい！！
残りの三人が見つからないように祈りつつ、家事を済ませる私なのでした。
それにしても、本当になんで私なのでしょうか。
きっと何か理由があるはず！
魂が美味しそうとか、私だけじゃなくても言えることでしょうし……。
私、こういうのを考えるのが結構好きなんです。
ですから、彼らが居ない時とかはこのことを考えて絶対に答えを導き出してみせます！
と、誰かに宣言して床を掃除しているのでした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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西 - この方角に福があるはずです
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チンパンジー(プロフ) - 見てきた中で話が入りやすく、とても内容もいいです！続きがすごく気になります！更新頑張ってください🙇♀️🙇♀️ (2021年12月25日 19時) (
レス) @page20 id: f403d31d07 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ - 面白いです！続きがすごく気になります。更新、頑張って下さい。 (2017年8月13日 22時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
ナスビ(プロフ) - 薊さん» わわ、ありがとうございます！これからも頑張ります…と言いたいところなのですが、諸事情により、更新停止とさせていただきます。すみません(・_・、) 次の更新はいつになるかわかりませんが、時間が空けば更新していこうと思いますm(__)m (2017年1月25日 15時) (レス) id: d7568e1758 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 設定もよく、内容もとても面白いので更新楽しみにしてます！ (2017年1月24日 23時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナスビ | 作成日時：2016年12月9日 22時
