第十話 ページ12
「いや〜、それにしてもAがそんなこと言い出すとは思わんかったなー」
早速アントーニョさんの家へと向かっています。
私も命が掛かって来るとこんなに切羽詰まるものなんですね。
「…そうですか」
二人で家へと向かう道中、アントーニョさんが明るく話をしてくれました。
なんだか落ち着きます…。
しばらく経つと、一軒家が見えてきました。
あれが恐らくアントーニョさんの家でしょう。
「あそこが俺の家やで!ちょっと待っててな〜」
アントーニョさんはポケットに手を突っ込むと鍵を取り出しました。
そして、家のドアを開けました。
「はい、先上がっといて〜」
アントーニョさんはドアを開けたまま、私に手招きをしました。
「ありがとうございます。お邪魔します…」
家の中は綺麗に整頓されているのが印象的で、素敵な感じがします。
ここまで来て、ひょっとして私ってとんでもないことを言ったんじゃないかと今更ながら後悔してしまいました。
でも、もう引き下がれませんね。
おそるおそる家の中へ入りました。
「遅いぞこんちくしょーめ!どんだけ待たせて…」
リビングのところでくつろいでいる青年がいきなり罵声を浴びせてきました。
ひょっとして、この人がアントーニョさんが言っている遠縁の子なのでしょうか。
てっきりもうちょっと年齢が低いと思っていましたが、まさかの私よりも年上だったとは…。
そして、私を見てフリーズしてしまって居ます。
「あ、あの…、だ、だれ?ですか?」
さっきとは打って変わって下手に出て来ました。
まあ、そりゃそうですよね。
だって、全然知らない女の人が家の中に入ってきましたもんね。
誰だってびっくりするし、態度も変わります。
「驚かせてすみません、私、あの…」
「ベッラ!綺麗だね、何処から来たんだい?何処に住んでるの?今夜はうちに泊まって行きなよ」
え〜…。
状況察して次の行動に移るまでが早すぎます!
なんか表情がですね、さっきと違ってキリッとしてて、イケメン〜っていうオーラが見えてきそうな感じです。
「ロヴィ、言わんでもその人は今日泊まりに来た人やで。A、この子が俺が言うとった遠縁の子や。ちょっと性格に難あるけど、大目に見たって」
「余計なこと言うんじゃねーよ。…俺はロヴィーノ、ベッラはAって言うのか?」
「はい。今日はよろしくお願いします」
ちょっと心配ですが、一晩だけですし、多分問題ないですよね!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
ラッキーアルファベット
X
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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チンパンジー(プロフ) - 見てきた中で話が入りやすく、とても内容もいいです!続きがすごく気になります!更新頑張ってください🙇♀️🙇♀️ (2021年12月25日 19時) (レス) @page20 id: f403d31d07 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ - 面白いです!続きがすごく気になります。更新、頑張って下さい。 (2017年8月13日 22時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
ナスビ(プロフ) - 薊さん» わわ、ありがとうございます!これからも頑張ります…と言いたいところなのですが、諸事情により、更新停止とさせていただきます。すみません(・_・、) 次の更新はいつになるかわかりませんが、時間が空けば更新していこうと思いますm(__)m (2017年1月25日 15時) (レス) id: d7568e1758 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 設定もよく、内容もとても面白いので更新楽しみにしてます! (2017年1月24日 23時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナスビ | 作成日時:2016年12月9日 22時