Prologue ページ1
｢それじゃあ、今日も魔界会議を始めるぞ！｣
鬱蒼とした森の奥にある洋館の中から、一際目立つアルフレッドの声が聞こえる。
洋館には、八人の悪魔が集まっていた。
｢ふん、どうせ何も決まらないけどな｣
アーサーが鼻で笑いながら水を差す。
｢おっさんは黙るんだぞ｣
｢お、おっさんて言うな！｣
｢えっと、今日の議題は、誰が一番魂を奪うのが上手いか！なんだぞ！｣
｢無視すんな！ていうかなんだよそれ。そんなの、俺に決まってんだろ！｣
｢いいや、この美しいお兄さんでしょ｣
フランシスが口を挟んだ。
それが引き金となり、八人は騒ぎはじめる。
｢何言ってるあるか！我が一番に決まってるある！｣
｢僕だって上手な方だと思うけどな〜｣
｢俺も負けてないよ！｣
｢……｣
｢お前ら少しは黙らんか！本田も言いたいことがあったら構わず言うべきだ｣
｢ではお言葉に甘えさせて頂きます。……私も負けておりません！！｣
｢ほ、本田？｣
｢はー、すっきりしました｣
｢やっぱり菊もそう思ってるんだ〜｣
｢俺も負けてないんだぞ！菊は俺の意見に賛成だよね？｣
｢は、は……いえ、こればかりは譲れませんね｣
｢なんだって？俺に歯向かうつもりかい？｣
｢アルフレッド君、やめてあげなよ。かわいそうでしょ？｣
｢BOOO！つまんないんだぞ！！｣
｢だから、お前ら静かにせんかーー！！！｣
ルートヴィッヒの盛大な叫びによってやっと静まった。
ルートヴィッヒは静かに言った。
｢そんなに自分が一番だと言うのなら、自分で証明してみせろ。ルールは、そうだな…、人間界に行って一人の人間の魂を誰が最初に奪えるか、というのはどうだ？もちろん俺も参加する｣
｢おぉ！それはgood ideaなんだぞ！｣
｢俺も賛成であります！ていうか、ドイツも一番だと思ってるんだね｣
｢う、ま、まぁ、そうだな…｣
｢ふ〜ん？ま、俺が勝っちゃうから良いけどね｣
フェリシアーノはルートヴィッヒだけに聞こえるくらいの小声で囁いた。
ルートヴィッヒは少し表情を固くしてそれ以上は何も言わなかった。
｢それじゃあ、全員強制参加で人間界へlet's goだぞ！｣
｢ちょ、我はめんどくさいから行きたくないある！｣
｢爺もです！｣
｢DDDDD！問答無用なんだぞ！｣
こうして、八人の悪魔は人間界へと飛び出したのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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チンパンジー(プロフ) - 見てきた中で話が入りやすく、とても内容もいいです！続きがすごく気になります！更新頑張ってください🙇♀️🙇♀️ (2021年12月25日 19時) (
レス) @page20 id: f403d31d07 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ - 面白いです！続きがすごく気になります。更新、頑張って下さい。 (2017年8月13日 22時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
ナスビ(プロフ) - 薊さん» わわ、ありがとうございます！これからも頑張ります…と言いたいところなのですが、諸事情により、更新停止とさせていただきます。すみません(・_・、) 次の更新はいつになるかわかりませんが、時間が空けば更新していこうと思いますm(__)m (2017年1月25日 15時) (レス) id: d7568e1758 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 設定もよく、内容もとても面白いので更新楽しみにしてます！ (2017年1月24日 23時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナスビ | 作成日時：2016年12月9日 22時
