狙われたふたり。2 (ページ8)

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「もう眠いから寝るわ。」

話し合いながらご飯食べた。
ご飯食べ終えた北山くんが言い放った言葉に
みんな驚く。
だってまだ20時にもなっていない。
それに夕方まで俺たちは寝ていた。

「俺も寝ます。おやすみなさい。」
と言い放てば、また驚かれる。
眠いというか怠いというか。
言葉にするのが難しいけど
復帰が決まったのに、
こんな状態だと不安だし、
早く寝て回復させたい、それだけだった。

「お、おう。ゆっくり休めよ～。」

自分の部屋に向かう前に
ちょっと確認したくて
北山くんの部屋に向かう。

ノックし、
「北山くん、佐久間です。
ちょっと話したいことがあるんですがいいですか？」

「いいよ。」

元気なさそうな北山くん、。
俺もそう見えているのかもしれない。

「あの。奴らに何かされました？
俺記憶なくて。でもただしんどい感じがあって
それだけ気になっているんですよ。」

「俺も。
起こされても起きなかったって言ってたろ？
睡眠薬入れられたんじゃないか？
俺も怠い感じがあるんだけど、睡眠薬のせいなのかな
とか思ったりしてて。」

「睡眠薬か、。
でも注射されたような跡とか
その時痛みとか感じなかったような、、？」

「それ引っかかるんだよな、
とりあえず、寝て明日じゃね？」

「ですね。おやすみなさい。」

「お休み。何かあった連絡して。
部屋来てもいいし。」

「ありがとうございます。」

自分の部屋に向かう。
北山くんに相談してよかった。
何だか少しだけ楽になった気がした。
明日楽になったらいいなあ。