56 ページ6
玉
で、ようやく家に着いた。
既読が付かない理由が分かった。
「寝てる、、静かにして〜。」
横並びで寝てる。
何か大人に言うの変だけど、可愛い。
ちっちゃいからかな〜？笑
そんなこと言ったらミツにまた怒られちゃうね。
てかまたそういう絡みしたいなあ。
「もう少し寝かせとこうか？」
恐らくお昼ご飯食べて眠くなったんだろう。
もうそろそろ起きるだろうし、
無理に起こしたくない。
こんな可愛い寝顔、起こしたら可哀そうじゃん？
「ねえ、もう夕方だよ？
全然起きないんだけど。」
あれから数時間が経った。
一向に起きる気配がない。
流石に心配だ。
「ご飯も食べなきゃだし、
夜寝られないのも困るから
そろそろ起こそうか。」
声をかけたり軽く身体を揺さぶっても
起きない。可笑しい。可笑しすぎる。
「何か変じゃない？
こんなに起きないの。」
「確かに。
まるで起きたくないって感じですね。。」
起きたくない・・・？
「それだ。
目を開けたくないんじゃないか？
また怖いことがあるかもしれないから
回避しようとしてるんじゃ、、？」
「でもそうだとしたら、
何があったんだろう？
こんなこと初めてじゃないですか。」
「あ。これじゃないですか。
今ネット検索したんですが、
ストレスがかかるとなることがあるらしいです。
でも何もなかったはずですよね。」
う〜ん、と唸っていると
「あれ、みんな帰ってたんだ、
おかえり。」
「え！？ミツ起きてたの？」
「あ、今起きた〜ファ〜！
佐久間も起きろ〜！」
何が起きているんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：でん。 | 作成日時：2023年10月23日 20時
