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あの後、メンバーみんな帰ってきてから
全て説明した。
その直後、俺の携帯が鳴った。
え？なんで？？
「ふっか、どうした？病院から？」
「あ、うん、2人目覚めたって。
で、何も問題ないって。」
その言葉を発すると同時に歓喜の声が聞こえる。
違う、続きがあるのに。
「まだ何かある感じ？？」
その様子を察したのか、玉森くんが聞いてきた。
と同時に、みんなの視線が俺に集まる。
「俺らだけ面会拒否してるらしいです。
理由はまだ聞けていないらしいっすけど。
だから連絡も控えてほしいと言われました。」
「ええ、そんなあ。」「まじ？」「何で？」
さっきとは打って変わって、落胆した声。
もう気付けば、0時を回りそうな時間。
「今日はもう寝よう。明日仕事ある人もいるし。
会えないなら、今日は一旦休もう。
どうすればいいか明日また考えよう。」
部屋に戻るが寝れない。
明日仕事あるのに寝れない。
気付いたら朝。
アラームの音で起きたけど、寝れた気がしない。
でも仕事に穴を開けるわけにもいかないので、
身体を起こして、リビングに向かう。
リビングに向かうと舘さんが朝ごはんを作っていた。
舘さん、今日はオフのはず。話を聞けばあんまり寝られず、
朝になって起きてしまおうと思ったらしい。
朝仕事がある人と起きちゃった人とご飯食べる。
俺は今日朝のお仕事だけだから、昼過ぎに帰って来る旨を伝えた。
仕事中も頭の中は2人のこと。
集中しなくちゃいけないのに、どうしても考えてしまう。
MCの人に話を振られても、浅い答えしか返せず申し訳なく思った。
何とか仕事を終えたが、出演者の方々に心配される事態。
こんなのタレント失格だよな、、はあ。
そのまま直帰すると、これからお昼ご飯を食べるらしく、
俺も一緒に食べることになった。
考えるのはやはり2人のこと、どうしたらいいのか？
でも考えても考えても、答えが出ない。
そんな時、俺の携帯が鳴った。また病院か？
って思ったんだけど、思いもしなかった名前に思わず声が漏れる。
「ん？誰？」
滝沢くん、なんで？今？と考えているうちに
着信音がずっと鳴っている。
先輩を待たせていると頭を切り替えて、応答した。
え？
衝撃的な内容にとりあえず、相槌を打つしかなかった。
その間に他のことなんか考えられなかった。
「滝沢くんと中居さんが2人に会ったって。」
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作者名：でん。 | 作成日時：2023年10月23日 20時
