狙われたふたり。2 (ページ5)

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もうあれから何分？何時間？
経ったんだろう・・？

合同での話し合いはもう既に
終わっていて、
復帰時期が決まったのだ。
みんなで話していた予定の日と
あまり変わりがないから
少し安心した。

このことを早く伝えたいと
思うのに、
マネージャーや事務所の方々が
話始め、終わる気配がない。

話を振られても返すしかない。
ここで反発など出来ない。
みんなも同じようで、
困った顔をしている。

「あの、そろそろ2時間経ちますし、、
北山たちのことも心配なので、
お開きにしていただけないでしょうか。
生意気言ってすみません。」

二階堂くんが声をあげた。
ありがとうございます。と
心の中で呟いた。

事務所の方々は、
びっくりした表情をし、
少し考え、マネージャーに話している。
小声すぎて聞こえないが。

お願い、、帰らせて、、ください！

僕らの願いが通じたのか

「ああ、本当だ。
こんなに時間が経っているなんて思わなかったよ。
復帰のこと、2人にも伝えてやりなさい。
きっと喜ぶだろう。」

と優しく言ってくれた。

「「「ありがとうございます。
失礼します！」」」

１番声が出ていたのかもしれないな
と心の中で笑う。

早く帰ろう、2人が待ってる。

「何かケーキとか甘いもの
買って帰りませんか？お祝い的な、、？」

自信なさげにボソッと言ったら

「いいじゃん！！
しかも帰ったらいい感じの時間だし
みんなで食べよう！！」

それからケーキ屋により、
家に向かう。

「てか、さっきから既読付かないんだけど。」

ああ、確かに。何かあったのだろうか。