狙われたふたり。2 (ページ4)

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北

ピンポーン

というインターフォンの音で目覚めた。
んだよ、寝てたのに。
誰だろう、、、？

〈宅配便でーす。〉

という声が聞こえた。

《誰が来ても出ちゃだめだからね？
例え宅急便でも。》

あ、、そんなこと言われたなと
思い出し、居留守を使う。
ごめんなさいと心の中で思いながら。

「佐久間、申し訳ないけど、
居留守しよう。」

と小声で話した。

でもインターフォンは鳴りやまない。
もう誰なんだよ。
顔だけでも見てやる！と思い、
モニター画面のとこに行くと
奴らがいたんだ。。

は、何でここが？
でもここセキュリティしっかりしてる
はずだし大丈夫。うん、大丈夫だよ。
自分に言い聞かせるように呟く。

ドンドン！！！

今度は何？？て思っていたら
ドアを叩いてる、、流石にびっくりした。
声をあげながら叩いてる。

〈そこにいるの分かってんだからな！！〉

怒声。怖い。
入って来れないはずと分かっていても
もしものことがあるから、

「佐久間、隠れよう。」と小声で告げ
お風呂場に隠れた。
誰かに連絡しようかと思ったが、
携帯、部屋にある、、
佐久間も同様で持っていなかった。

このまま帰れという思いも虚しく、
ガチャりと鍵が開いた音がした。