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二
夕方過ぎだけど
もう外は暗くて早くここから出ないと
帰る頃には夜遅くなっちゃう。
みんなで見送った後は、残りのメンバーと
車に乗り、家に向かう。
俺が運転する。
30分ぐらい経っただろうか。
ふとバックミラーで後ろを見ると
ほぼ寝てた。そりゃ疲れるよな。怒涛の1日だったもん。
「ニカ、いつでも変わるから良いなよ。」
「有難う。」
助手席に玉が座っていて、
まだ起きている。
まあ、もう少ししたら変わってもらおうかな。
「たま、眠くないの？
俺もう少し運転できるから、また起こすよ？」
「う〜ん、あまり眠くないんだよね。
いろいろ考えちゃって？
だから気にしないで〜。」
何も考えてないように見えるけど
グループのこととか意外と考えてるの。
意外とか言ったら怒られそうだけど。笑
その後パーキング寄って休憩したり
玉に運転変わってもらいながら、
家の近くまで来た。
ま、夜だしそこまで渋滞しなかったから
あまり時間掛からなかった。
「みんなコンビニ着いたけど
何か買う？？起こしてごめん。」
起こして悪いけど、
何か欲しいものはないか聞く。
今日一日まともな食事取ってないからなあ。
お腹は空いてるだろうし、水分も取らないと。
俺が買いに行こうかと思っていたけど
目覚ましたいのかわからないが、
みんな起きて、コンビニに行くと言った。
こんなにぞろぞろ大丈夫かと思ったけど
思ったより人が少なかったので安心した。
シェアハウスに着き
それぞれが買ったものを飲み食いしてた時に
宮田が帰ってきた。
宮田の方が早く東京着いたんだけど、
入院の手続きとかやってたら時間かかったみたい。
「おかえり宮田。有難う。」
「いいえ〜あ、2人移動中何も異常なかったよ。
怖いくらい起きなかった。
佐久間は早くて明日には目覚ますんじゃないかって。
目覚めたら行ってもいいけど、パニック起こすかもしれないから
今日あったこと、それから北山の名前は出さないようにって。」
「え、何で？」
「その時の記憶が思いだされるかもしれないからって。
あと5人のことも言わない方が良いって。
パニック状態を引き起こし過ぎると
身体に大きな負担になるから。」
「だけど、前みたいに佐久間自身が
北山くんのことを思い出すこともありますよね？
それで前パニック状態になりましたよね？」
「うん、その可能性は高い。
パニックになったら兎に角、すぐナースコール押してね。」
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作者名：でん。 | 作成日時：2023年10月23日 20時
