狙われたふたり。2 (ページ24)

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宮

「それにしても遅くない？」

あの報告があって、みんなソワソワしてる。
あれから数時間経つけど、何も報告ない。
そんなに時間かかることなの、、？

「とりあえず、ご飯食べない？
腹が減っては戦は出来ぬって言うじゃん？」

「宮田くん、戦に行くんすか？
俺は2人が帰ってくればそれでいいっす。」

「いや、例えじゃん。
栄養も取らないと元気もっとなくなるよ。」

「確かに、そうですね。
僕なんか作ります。」

宮館が作ってくれるようだ～
で、康二も手伝ってる！
ご飯食べないとね、元気でないから。
数十分後、いい匂いと共に料理が並べられる。
うわ～旨そう～～～！

「「「いただきます。」」」

楽しいはずの食事なのにね。
空気がどんよりしてる。そりゃそうだよね。。。

「あれ、きょもがいないって。
連絡付かないそうです。」

「俺、安井がいないって来てる。」

俺らが昨日？今日？連絡した人の中の5人と連絡が取れないと
色んな人に連絡が来てる。
俺らが連絡したことは知らないようだけど。
たまたま、、か？こんな偶然あるか？
しかも後輩ばっかり。
何かあったのか頭で考えながらご飯を食べたので、
正直味が分からなかった。
せっかく作ってくれたのに申し訳ない。

俺の携帯に橋本から連絡が来た。
あ、ジュニアのね、なんだろ。

「え！橋本から連絡来たんだけど！！
はしもっちゃん！！！ジュニアの。」

「僕も今さっき、京本から連絡来ました。
どうやら2人と連絡取れない5人もいるようです。」

ふっかが急いで電話をかけてくれた。
電話に出た彼らは何か切羽詰まった様子で
めちゃくちゃ早口で喋っている。
きっと何かあったんだろう。
現在地を送ってもらったが、車で行っても1時間以上は
掛かるとこだった。
二手に分かれて、車に乗り込みながら、ナビを入れそこへ向かう。

5人の居場所が分かったというか連絡が取れたので
そのグループのメンバーに連絡をする。
不安な気持ちにさせたくなくて、「無事だ」と
送るものの、実際は状況が分からない。

後輩が無事というか、まあ電話を掛けられる
余裕とか元気があるのは分かった。
じゃあ、キタミツと佐久間は？？
「いる」とは言ってたけど、何も情報が伝えられなかった。
声さえ聞こえなかった。
また、危険な状態なんじゃないかと不安な気持ちで
いっぱいだった。

みんな無事であれ、そう祈るだけだった。