狙われたふたり。2 (ページ22)

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橋

「おい、お前ら待っとけって
言ったよな？どこ行く気だよ？？」

ヤバい、バレた、まずい、怖い。どうしよ。
色んな感情が同時に溢れている。

「お前らの行動こっちは全部分かってんの～
電話してたことも、だから貸せ。」

全員の携帯を取り上げられ、電源を切られた。
終わった、もう逃げられない。

「こいつらまだ起きねえから、ここに縛っとけ。」

北山くんと佐久間くんは柱に縛られた。

「おい、お前とお前、こっち来い！！
オメエだよ。オメエ。」

え？俺？
どうやら俺と安井くんが呼ばれた。怖い。
さっき北山くんがいたベット。
横になるとすぐに服を脱がされる。
もしかして、叩かれるの、、？
と思ってたら、急にキスをされ、体中を触られる。
気持ち悪い。やめろ。気持ち悪い。
またキス。横を一瞬見ると安井くんも同じようにされていた。
やめろ、という声すら出せない。

「やめろ！！！！！！
触んなっつっただろ！！」

北山くんだめだよ、今。

「は？こいつらが抜けようとするから
お仕置きしてんだよ！黙っとけ。」

「俺が、俺が変わるから。
お願いします。」

「まーたそれ？
分かったよ、交代～～。」

「え。いいんすか？？」

「だってうるせえから。
やったら黙るでしょ、知らんけど(笑)
しかも後輩の前って屈辱じゃね？？笑」

なにそれ。
北山くんのこと馬鹿にしやがって！！

俺らはまた椅子に手錠をかけられた状態。
北山くんがベットに連れられ脱がされる。
北山くん、ボロボロなのに。
さっきの俺と同じようにキスされ、触られ。
その先、、もやるようだ、、。

「今日こんなにたくさん玩具あるんだ～～。
準備しろ。」

今度は何？？と思ったら、
寝かされた状態から起こされ、
上にある鉄筋に手錠を掛けられる。
ベットの上に椅子を置かれ、そこに座らされている。
そこから足を上げられた。説明下手でごめんね。

色んな玩具を試されてる北山くん、
声を出せないよう、ガムテープ貼られている。
これ以上やったら、また気絶しちゃうよ。
俺はあんまりそういう姿見れなくて、
思わず目を逸らしてしまう。
だいすきな先輩だから余計、、。

「ちゃ～んと見ようね？」

と無理矢理、顔を向けられ、見ざるを得なかった。
北山くん、ごめんなさい。
嫌だよね、見られるの。恥ずかしいよね。