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北山くんが鞭で叩かれていて
もう全身真っ赤だし、所々腫れてる。
それに顔まで傷が。
北山くん、意識がまだあるようだけど、
いつ意識が途絶えてもおかしくない。
「あ〜あ、顔まで傷付いちゃった。
商売道具の顔には付けないように、俺らも我慢してたんだけど
今日のお前の言動、耐えらんねえよ！！」
めちゃ怒ってる、、
北山くん苦しそうだし助けたいけど、
ぶっちゃけ怖い。弱い自分でごめんなさい。
あ！北山くん、、。
「あ〜もう力尽きちゃったの〜？
弱すぎでしょ(笑)でもまだ許さねえから！」
「おい、今のうちにタン取るぞ。
ギャーギャー喚かれても困るしさ。」
「もうやるんすか？
もっと先の予定じゃないですか？」
「は？お前も俺の言うこと聞けねえの？？
俺こいつのこと許せねえ。もう無理。」
「了解しました。すぐ準備します。」
タン取る？？？タンって。舌のこと？？
せ、切断するってこと？？
それはヤバいってかさせねえ。
怖いとか言ってる場合じゃねえ。助けなきゃ。
「用意出来ました。」
4人ぐらい人が来て、北山くんの口を開け
舌を切ろうとしている。
「ん”ん”〜〜！！！」
あれ俺いつの間に、ガムテープ？
気付かないなんてことはないはず。
じゃあ、4人が来た時に付けられたってこと？？
北山くんの方を見ていて気付かなかった？
アホすぎでしょ、俺。
「ほら、やっぱ佐久間喋るでしょ？？
ガムテープ貼ってせいか〜い！！」
なんだ、こいつ。
俺は抵抗し、ずっと声を出した。
少しでも気が逸れればいい。
俺の方に来い。
「んだよ、うるせえなあ！！外せ。」
ガムテープが外されると思った。
手錠が外され、ベットに。
手足を手錠で繋がれる。
服を脱がされる。北山くんと同じ状況。
さっき見た光景と同じことが
今、俺の目の前に広がっている。
痛い。怖い。
北山くんはこんな痛みに耐えていたんだ。
俺たちを守るために。
ごめんなさい。だめな後輩で。
早く気を失いたい、その方が楽なのに、
そういう時に限って、まだ意識はあって
痛みが全身に走る。顔も痛い。
「あれ何してるんですか？
タン切ろうとしてるんですか？約束が違いますよね？」
は？誰だ？？
俺への意識は遠ざかったけど、、。
「先生！あ、これは。こいつがうるさかったので、
気絶してる今やろうと思いました。
勝手にすみませんでした！！」
先生。。誰？
だんだんと意識が遠のいていった。
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作者名：でん。 | 作成日時：2023年10月23日 20時
