狙われたふたり。2 (ページ14)

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ほぼ寝られなかった。
否、寝られるはずがないんだ。
寝るのが遅かっただからじゃない、
安否も居場所も分からず、
とりあえず、寝ろとか言われたら
誰だって眠れるわけがない。

ぐるぐる考えているうちに
外が明るくなっていて、朝が来たことを知る。

「「「は？なにこれ！！？」」」

数人の声。何かあったのか？
急いで声のする方向へ向かうと
何か見てる、、？もしかして連絡あったのか？
だったらさっきの言葉はおかしい。

疑問を持ちながら、
みんなが見てる携帯に目を向ける。

は・・・？なにこれ？？？

「これ誰からっすから？」

「マネージャー。
ちなみにそっちのマネージャーからも連絡来てるらしい。
この週刊誌、今日発売らしい。」

「「「え？今日？」」」

流石に急すぎる。
一応、こんな記事が出る旨の確認というか
連絡があるし、
こんな当日になんて有り得ない。
しかも内容が内容。有り得なさすぎる。

【北山宏光と佐久間大介、
活動休止中なのに、お遊び中か？！】

という見出しと共に、2人のそういう写真が、、、。
でも最近の顔なんだよな、。
痩せすぎでしょ。そこに目がいかないのが悔しい。
でも外なんか出てないはず。
それに体力もなかったし遊びなんか出来ないはず。

「これ、この床、この家じゃないすか？」

ラウが指さしたとこを見ると
特徴的なカーペットが少し写ってた。

「じゃあ、この家で撮られたってことすか？」

信じたくないけど、そういうことだろ。

「でも誰が？？やっぱ昼間のあいつらしかないよな。
この家に入った可能性がある。
2人きりになったのはこの日だけだし。」

「てかさっきからマネージャーから
めちゃ連絡来てるんすけど！
怒ってる、、ぽいです。」

「そんなんこっちも来てるよ。
けど無視してる。
こっちが捜索お願いしたことは無視されてるんだ。」

強。けど言われれば確かにそうだ。

「でも一番嫌なのは、これが事実と広まることです。
2人の復帰も決まって近々発表出来そうだったのに。
火に油を注ぎそうですよね。」

「そうなんだよ。どうする。
ブログとか事務所のチェックがあるだろ？
事実無根と言いたいところだけど。」

「あ、インスタライブは？
ほんとは事務所通じないとだめだけど
ゲリラで初めて説明すれば、、？
途中で止められても何人かが見てれば
何とかなるんじゃない？」

もうそれしかない。