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佐久間の部屋に来た。
何もない、大丈夫。ここにいる。
そう自分に言い聞かせる。
「さく〜入るよ〜?」
小声で声を掛け、康二にアイコンタクトをし
ドアを開ける。
ん?!いない??
急いで電気を付けるがいない。
「おらん!どうしよ。」
「康二、シー!」
康二が驚きのあまり大きな声を出してしまった。
俺は精一杯制したが、俺もパニック状態だった。
北山くん。そうじゃん。
北山くんの部屋にいるかもしれない。
そう思うとすぐに確認したくて行動する。
康二を無理矢理、連れて行く。
そうじゃん、そうじゃん、。
同じ状況だったんだし。
怖いし眠れないんなら、一緒にいるはず。
てか一緒に居てくれ、そう願う。
「宮田くん、玉森くん。
どうしましたか?」
2人が部屋の中で固まって動いてない様子だったので
声を掛けると同時に部屋の中を覗く。
北山くん、勝手に入ってごめんなさいと思いながら。
「え??」
ここにもいない。誰も居ない。
俺たちに気付いた2人がこちらを振り返り
「佐久間の部屋、誰かいた?」
と聞いてきたが、俺は首を振ることしか
出来なかった。
はあ、どこ行ったんだろう。。
「何事??声大きすぎ。
何時だと思ってんの?」
「あ、すみません。」
さっきの康二の大きな声で
何人か起こしてしまったようだ。
北山くんの部屋の中を見るなり驚いてる。
「ねえ、どこ行ったの?」
「俺らも今気付いたの。
因みに佐久間もいないの。」
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作者名:でん。 | 作成日時:2023年10月23日 20時