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北
「じゃあ、そういう方向で。」
俺と佐久間は、約10日後に活動再開することになった。
怪我が見た目じゃわからないことと、
もうあんまり痛くないと何度もメンバーに伝えたらOKが出た。
まあ、まだマネージャーとかにも言ってないから
確定ではないんだが。
佐久間大丈夫かな。
話し合いするってだけでも
パニック起こしかけてたからさ、
怖いんだろうな。。
けど、「大丈夫」って言った佐久間を
信じないわけにもいかなくて。
「え？明日ですか？」
「ねえ、みんな明日空いてる？
マネージャーに連絡したら早めに
スケジュール調整したいから明日には
来てほしいって。」
「別に大丈夫だけど。」
「あ、ミツは家に居てって！
まだ活動休止中だし何があるか心配だからって。」
「は？まあ、いいけど。」
どうやらあっちのグループでも
同じことが起きていたようで、
「佐久間は留守番だって。
すぐ帰ってくるからさ？」
「え、俺、ひとり？」
「え、佐久間くん無理そう？？」
どうしよう、１人怖いのかな
とか不安そうな声が聞こえる。
「あ、俺も留守番だし、
佐久間見とくよ。大丈夫よ〜。な、佐久間？」
と言えば、佐久間は頷いた。
「え、いいんすか？すみません！
佐久間のこと、お願いします。」
「はいよ〜。」
それからみんなでご飯を食べた。
みんなで食べるご飯ってこんなに
美味しかったっけ？幸せだな〜〜。
夜、佐久間が俺の部屋に来た。
まあ、想定内だけど。
１人じゃ寂しい怖いけど
誰にも言えない、俺以外は。
俺も何となく怖かったから
一緒に寝た。
あっという間に朝が来て。
朝ご飯みんなで食べて、
みんなが事務所に向かうところ。
「じゃ、戸締りちゃんとしてね？
すぐ帰って来るけど、誰が来ても出ないでね。
例え宅配便でも。」
そんなに心配することないのに〜
とも思ったが、心配と迷惑をたくさんかけたから
当然だろう。
「了解！いってらっしゃい〜」
「北山くん、すみません！
佐久間のこと、よろしくお願いします！」
「おう！任せろ！いってら〜。」
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作者名：でん。 | 作成日時：2023年10月23日 20時
