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病院に着いてストレスが原因かもしれないと言われた。
点滴が終わり、問題なければ帰れるそうだ。




「・・・あ、俺。」




「おはよう、佐久間。調子どう?」




「うん、大丈夫。それより撮影、また俺、、。」



「仕事のことなら大丈夫だよ。撮影終わってたし、
インタビューも佐久間がたくさん喋ってくれたから
十分足りてるって、だから大丈夫だよ。」



そうこう話していると、先生が来て
診察などをしていく。
問題ないようなので帰れる。




「あのさ、先生?
俺、北山くんに会いたいな、、。
1度も会っていなくて顔見たい。お願い。」



「佐久間、それは、、」




ショックを受けるだろうと思って、ずっと避けていた。
ここまで不安定なら会わせるべき?でもなあ、、。




「いいですよ。僕もそろそろかなと思ってたんですよ。
北山さん、もう会えなくなるので、
今のうちに会っておきましょう。」



「え??どういうことですか?」



「北山さんが運ばれて来たとき、自発呼吸は出来ていましたが、
話すことなどの意思疎通が出来ていない状態でした。
その状態が一定期間続いたので、植物状態の認定をしました。
そのあとも懸命に治療を続けてきましたが、
先日脳障害が進行し、脳死と判定されました。
それに伴い、臓器提供のお話をご家族にしました。


その際、今回の話を佐久間さんにもしてほしい、
最期にもう1度会ってほしい、息子の分まで生きてほしいと
お話されていました。」





待って、情報量が多すぎてついていけない。




「き、北山くんはもう起きないってこと?
え、でも、脳死ってことは、心臓は生きているんだよね??
なんでなんで!!!?臓器提供??そんなのだめだよ!!」



「さく、落ち着け。」



興奮状態の佐久間を落ち着かせようとする。
俺だって理解出来てないし、佐久間と一緒。





「本来はご家族にしかしないお話ですが、
ご家族の希望で佐久間さんにもというお話でしたので。
この世には、臓器提供を待っている人が大勢います。
ご理解ください。
そして、ご家族の仰られた通り、北山さんの分まで
生きてください。」





そんなこと言われてもなって感じだよな。
で、北山くんの病室へ。
心の中、ぐちゃぐちゃだよ。まじで。



「きたやまくん、、ごめんなさい。
またおれ、まもれなかった。。
ど、どうしていきたらいいの。たすけて。
ねえ、おきてくださいよ。ひとりにしないで。」

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作者名:でん。 | 作成日時:2024年3月24日 16時

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