狙われたふたり。 (ページ46)

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そこに現れたのは、前の病院の担当医。
つまりこの病院の兄。
手に携帯を持っていて、そこには北山くんと佐久間が
話している映像。
ここに何故いるのかよりも、何故こんな映像があるのか
何の為に俺らに見せているか全く理解出来ないでいると、
前の病院の担当医、兄の方が話した。

「皆さん、お久しぶりです。
何故、私が持っているかって聞きたい様子ですね？」

と言い、誰も答える間もないまま、
話し始めた。

2人が元気になったから証拠に撮っただけだと。
それを見せに来ただけだと。
映像を見せてもらったけど、
映っているのは紛れもなく本人で、声も本人だった。
佐久間の怪我の包帯が外れていない様子を見ると、
やはり最近撮ったものだなと思った。

「じゃあ会わせてください。」

だけど、その願いは通らなかった。

何故なら、その言葉を発したと同時に
彼らのPHSが鳴った。
どうやら緊急手術が入ったようだ。
医師たちは、そう告げると一目散に去っていった。

状況をうまく呑み込めていない、俺たちだけが
この会議室に取り残された。

「元気になったんだったら、面会出来るんじゃないの？
てか、このタイミングおかしくない？
まるで見計らって鳴った感じした。」

そう二階堂くんが呟いた。
違和感しか感じないこの状況に、
みんな頷くしか出来なかった。

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面白いですか・・・？
ほぼ見切り発車で書き始めたため、
意味が分からなくなっています。
折角読んでいただいているのに、面白くなかったと
思わせてしまうのは申し訳なく思います。
所々辻褄が合わない部分があって申し訳ございません。