狙われたふたり。 (ページ45)

今日:12 hit、昨日:41 hit、合計:45,292 hit

45 ページ45

ab

「ちょっと待ってください。
壊死や眼球の傷を勘違いっておかしくないですか？」

「申し訳ございません。
僕らも間違えてしまうことぐらいあるんですよ。」

「は？それに連絡も遅くないですか？
本当に容体安定しているんですか？」

「本当に申し訳ございませんでした。
はい。なので転院予定です。」

「切断って言ってたのはどういうことですか？
ちゃんと説明してください！」

「え、、と、。」

歯切れが悪い。絶対何か隠してる。
真相を話しそうだったのに、
後輩らしき医者がこの会議室に入ってきた。

「先生！切断成功しましたよ！！！」

は？どういうこと？？
パニック過ぎて頭が追いつかない。

「切断、、？誰のですか？」

俺たちが聞きたかったことを
藤ヶ谷くんが聞いてくれた。

「おい！お前タイミング悪いんだよ。」

「あ、すみません。どうします？」

それ小声で言ってるつもり、、？
全部聞こえているんですけど。

「あの、まさかですけど、
2人のじゃないですよね？」

「ええ、違います違います。
違う患者さんです。」

「じゃあ２人に会わせてください！」

「それはできないと受付から案内があったはずですが。」

「何でですか？先程、
容体が安定してきたと仰ってませんでしたか？」

「え、ええ。まあ、」

歯切れが悪すぎる。黒確じゃん。

「「みんな！俺たちは元気です！
どうか心配しないでください。」」

え？佐久間？？