41 ページ41
fk
みんなで話していたら
キスマイ兄さんが帰ってきた。
「おかえりなさい。」
「お、ただいま。」
誰一人として目が合わない。
何でこんなに暗いのか気になったが、
北山くんに何かあったのかと思うと、
怖くて聞けなかった。
Prrr..
そんなとき、俺の携帯が鳴った。
「はい。え、あ、そうですか。」
「え!!!??!!」
「どういうことですか?」
は?意味わかんねえ。
言いたいこと言うだけ言って切りやがった。
「ふっか?どうした?」
すかさず照が声をかける。
「佐久間、PTSDだって。」
「やっぱりそうなんだ。面会出来るの?」
「あ、それがさ。」
「PTSDじゃあ、対人難しいかもねえ、、。」
「佐久間くんに会いたかったな、、。」
「いや、違くて!!!!」
俺が声を荒げたからか驚いた様子でこっちを見る。
「え?PTSDじゃないの??」
「いや、そうなんだけど。俺もよく分からないんだけど。」
「ふっか?焦らなくていいから。ゆっくりでいいから、
俺たちに伝えてくれる?ほら、深呼吸。」
阿部ちゃんが冷静に声を掛けてくれたおかげで、
幾分か楽になった気がする、、。
「佐久間の目、眼球が欠損してて、
手術しなくちゃいけないって。」
「え?それって、、。」
「そう。義眼にしなくちゃいけないって。」
99人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:でん。 | 作成日時:2021年6月7日 12時