狙われたふたり。 (ページ34)

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二

あれからどれくらい時間が経っただろうか、、
誰も何をするわけでも
話をするわけでもなく、
淡々と時間が過ぎゆくのを待っている。

こんな1分1秒って長かったっけ？

もう普通に過ごしたい。
初めてミツが病院に運ばれた日から
メンバー誰１人として、
絶対ちゃんと寝れていないはず、、。
それでも個人でいただいたお仕事は全うする。

こんなに寂しいんだな。１人って。
だから早く帰ってきてよ、ミツ。

誰かに何かされているんだったら
俺らが見つけるから、、。
絶対許さないから、、。

考え事をしていると、
医者と看護師が来て、

「無事手術は終わりました。
ですが、先程お伝えした通り、
出血量がかなり多く、危険な状態です。
1、2日乗り越えれば安定するかと思います。」

「「「ありがとうございます。」」」

「よろしくお願いいたします。」

まだ顔を見れていないので不安だけど、
とりあえず第一の山場は乗り越えたようで
少しホッとした。

「俺らも帰ろうか？」

「うん、そだね～。」