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ガシャン!という大きな音が響いた。
みんな停電したから、パニック状態で
声だけでみんなの状態を把握している状態だった。
「え?何の音???」
「みんな大丈夫?」
停電してから、佐久間の声が聞こえない。
てか、アクロ前、様子おかしかったんだよな、、。
数分後、照明が点いた。
その瞬間、ファンの叫び声が響いた。
ん?なんだ?後ろを振り返ると、
「「「佐久間!!!!!!!!!!」」」
佐久間が照明器具の下敷きになってる、、。
頭も打っているようで、血が流れている。
見ているのも辛い。
緊急事態だから、収録を取りやめになり、
ファンの皆さんには申し訳ないけど、
帰ってもらうことになった。
その中には、泣いている子もいる。
目の前で倒れていたら怖いよな、。
スタッフやマネージャーが手伝ってくれて、
佐久間を照明器具から救出出来たけど、
起きる気配がなくて怖い、、。
救急車はすぐ来た。
俺とふっかが同乗し、他のメンバーは
マネージャーの車で追いかけるようだ。
「ここからだと○○病院ですかね?
連絡取ります。」
という声が聞こえてハッとする。
○○病院て、あの病院じゃん。
「なあ、ふっか。」
「病院のことだろ、怪しいよな。」
流石ふっか!じゃなくて、どうしよう。
怪しいとこにまた佐久間入院させるのか、、?
「○○病院、受け入れ不可のようです!!」
と声が聞こえた。少しだけ胸を撫で下ろした。
早く病院が見つかって欲しいのは事実だけど、、。
「あ、〇×病院なら受け入れ可能のようです!!」
「ここからそんなに遠くないな!早く向かうぞ!」
「佐久間さん、もうすぐ着きますからね?」
と止血しながら声をかけてくださるが、
起きる気配がない。
数分後、病院に着いた。
病院の行先はふっかがマネージャー含め
みんなに連絡してくれたおかげで
すぐさま合流出来た。
佐久間、、がんばれ、、。
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作者名:でん。 | 作成日時:2021年6月7日 12時