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藤
話を聞けば、2人ともさっき目覚めて
でも記憶がないらしい。
深澤たちからは、佐久間が家に来てとか
言ってなかったか？
でも嘘ついてるようには見えない。
てか、北山が起きてるの久々かも。
元気そうで安心した。
いやでも怪我は？
「怪我とか大丈夫なの？」と聞くと、
「怪我？？だから俺ら元気なんだって！
ほら見てよ！！
先生も、すぐ退院出来るって！！」
「え？どういうこと？退院？」
「そうそう。別に異常はないから
退院しても大丈夫だってさ。
心配かけてごめんなあ。」
「なあ、おかしくね？」
と俺が言うと、みんな頷いてくれた。
「運ばれた時、2人とも傷だらけだったの。
ねえ、ほんとに痛くないの？」
「だから、大丈夫だって。」
「じゃあ、確認させてよ。」
「え？」
「傷ないか、確認したい。」
「え、裸見るの？恥ずかしいんだけど。
てか、痛くないから大丈夫だって。」
「俺も心配だからちゃんと見たい。
お願いだよ。ミツ。」
「ん、、分かったよ、。」
「佐久間もいい？一応の確認。」
「はい。わかりました。」
その時だった。
「あ、皆さんお揃いで。
どうかされましたか？」
あの先生が来た。
「いや、あんなに傷だらけだったのに
本人たちは元気っていうからおかしいと
思って確認しようとしたところです。」
「僕たちが確認させていただきました。
だから、大丈夫ですよ。ね。北山さん？」
「あ、は、はい。」
どうも歯切れが悪いな。
「そういえば先生？
どうして北山が目覚めた時、連絡くれなかったんですか？
おかしくないですか？」
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作者名：でん。 | 作成日時：2021年6月7日 12時
