狙われたふたり。 (ページ21)

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「僕も参加させてよ～～。
勝手に始めるなんてズルいじゃんか～。」

「あ～先生！！お疲れ様です。
来られるなら言ってくださいよ～。」

先生、、？？
何か見覚えが、、、あ！病院の先生じゃん。
どうしてここにいるの？ここにいる人との関係はなんなの？
ぼーっと考えていると、俺の様子に気付いたのか、近付いてきた。

「佐久間さん、どうかしましたか？
僕も前回いましたよ。覚えてませんか？？」

「まあ、覚えていなくても問題ありません。
僕も彼らと友達でね。一緒に遊びましょうよ。」

そしてまた数人の手が伸びてくる。
気持ち悪い。吐き気がする。
気を失いそうだ、、。

「あ、起きてくださいよ！！！
まだまだこれからですよ。」

気を失いかけているところを、
ビンタをされ無理矢理起こされた。

痛い、、気を失った方が楽なのに、、。
もう自力で起きれないぐらい弱ってる。

それから数十分後、

「ちょっと佐久間さん～もう疲れましたか？
一旦休憩して、また遊びますか？」

「確かにそうですね。面白くないっすもん。」
「お腹空きましたし、どっか行きます？」

「そうだね～～。
あ、佐久間さん寝てるし(笑)行きましょうか。」
「じゃあ、待っててね。逃げんなよ。」

ガチャとドアが閉まる音がする。
よっしゃ、今のうちに逃げよう。

服を着て、ドアを押してそこから出る。
はあ～～～解放された。
服や顔がボロボロだからか、周囲の目が痛い。
それにさっき散々好き勝手やられたからか、
思うように力が入らず、早く歩けない。
バレたらすぐ捕まるから、早く逃げないと。

てか、どこに行けばいいのだろう。
さっき病院の先生いたし、グルなのか、、。
じゃあ病院は危ないか。
ここはどこだろう、、？

あ、ここからだったら翔太の家近いかも！！
そう思って翔太の家に向かう。