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今、俺らは事務所にいる。
社長も副社長もお偉いさんがみんな勢揃い。
こんな機会ないから緊張してるけど、
そんなこと言ってる場合じゃない。
大事なメンバーと後輩がいないんだ。
もしかしたら、なんて考えたくないけど
かなり危険な状況かもしれない。

あいつらが自力で抜け出す可能性は低いからな。

こんだけの大人たちがいれば知恵は出てくるはずだ。
俺たちはまだ混乱状態にあって、何にも考えられない。
ここは大人に委ねるしかなさそうだ。

「このまま行方不明だったら警察に届けることになるだろう。」
「誰も居場所は分からないんだろう?」
「はい。携帯も充電切れていましたし、、」

Prrrr
誰かの携帯がなった。深澤か?

「すみません、切れていませんでした。
病院の先生からです!」

え???

「取り敢えず、出ろ。」
「はい。もしもし。え!!??そうなんですか。」
「いや、ありがとうございます。」

ん?なんだ?


「ふたりの居場所、分かったそうです。」


は?

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作者名:でん。 | 作成日時:2021年6月7日 12時

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