そよ風と名探偵 〜再会〜

第33話　西尾正治射殺事件 ページ38

inファーイーストオフィス

A、コナン、雪、平次、白馬の５人は会社の前まで来ていた。会社の扉には『関係者以外立ち入り禁止』の貼り紙が会った

コナン「禁じられると･･･」

平次「入ってみたなるんが･･･」

白馬「探偵の性」

A「だね！」

５人は中に入っていった

白馬「殺害されたのは西尾正治、ファーイーストオフィス営業部長。ライフルで狙撃されたらしい。社長と伊東とは大学時代の同級生」

雪「･･･ということは、西尾正治も犯罪研究会にいたって事か？」

白馬「ご明察。見たまえ」

そう言って白馬はケータイの写真を見せた

白馬「この写真の最前列中央にいるのが当時部長だった伊東末彦。その右隣が殺害された西尾だよ」

A「伊東さんの左隣の人は？」

白馬「その女性は清水麗子。彼女もこのオフィスに勤めてたらしいけど、５月１５日に自ら身を投げて亡くなっているよ。警察から任意での事情聴取を受けてた期間にね」

A「西尾の射殺事件のこと？」

白馬「かなりキツく取り調べられたらしいよ」

in部長室

白馬「ここが狙撃事件の現場」

コナン「少しホコリ被ってるけど･･･」

雪「事件当時のままだったみたいだな」

白馬「まぁ、その時はこのブラインドも窓も開いてたらしいけど･･･あのビルのトイレだよ、犯人が西尾を撃ったのは･･･」

白馬は窓から見える少し大きなビルに視線を向けた

白馬「使用した銃はチャーターアームスＡＲ７。スコープとサイレンサー付き。そのトイレに落ちていたらしいよ。８発分の薬莢がね。犯人は装弾数である８発の弾丸を撃ち尽くし、その中の一発が西尾の後頭部に命中、即死だったらしい。その後、西尾の机から伊東が書いた現金輸送車襲撃の計画書が出てきたため、生き残った伊東が指名手配されたわけさ」

平次「ほんで、清水麗子は何で取り調べられたんや？」

白馬「さぁ？そこまでは･･･」

コナン「見ろよ、A。後頭部を撃たれた割には出血が少なすぎねぇか？」

A「確かに。その代わり、こっちにはデカい血のシミがたくさんあるよ。どういう事かしら？」

平次「見てみ。イスに付いた血痕が座面に向かってまっすぐ垂れてる上、イスのキャスターが撃ち抜かれて１つ取れてしもてる」

A「･･･なるほど、そういう事ね」

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