【賭ケグルイ】会長の幼馴染みは、 (ページ10)

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8.会議ページ10

You said

『よいしょ、っと』

私は備え付けられている冷蔵庫から、
カフェオレを取り出して1口飲む。

会議中に眠くならないようにするために飲んでるけれど、
隣に座っている楓が「カフェオレはあまり意味がないのでは…」と
言っていて。

……まぁ、確かにそうかもしれないけれど…。

私は甘いのしか飲めないし、飲みたくない。

冷蔵庫に1本だけ入っているブラックコーヒーを飲むのは、
本気でやるとき。つまり…
______________ギャンブルをやるときだけ。

『今日も美味しい…ふぅ』

る「雪チャン、この前新発売のカフェオレあったから、
今度買ってくるね」

『ありがとう、るな』

携帯ゲームをポチポチしながらそういう、るな。
私がカフェオレ好きなのを知っていて良く情報を教えてくれる。

真面目そうに思われている生徒会も、
実はこういう風にゆるいところがある。そこがいいところ。

生徒からは怖いとか思われてるのかなー…。
全然そんなことはないのに。
皆とっても優しいし。

桃「皆集まったかしら？」

西「えぇ、全員集まっていますわ」

桃「それでは始めましょうか」

そう綺羅莉が言うと
久しぶりに出席する会議が始まった｡

お金のことやポチ、ミケについて…。
話すことはいっぱいあるけれど、その中でも
一番に名前が上がっている人がいて。

『蛇喰、夢子……？』

桃「凄い実力者よ、ギャンブルが上手いわ」

西「私も前やりましたけれど…とてもお強い方でした」

『あ、伊月が負けたっていう…』

トランプゲームに強い伊月が負けるなんて…。と思ったけれど、
生徒会役員が負けたり、強いっていうくらいの実力者らしい。

突然るなが投げてきたマシュマロをキャッチしてもぐもぐ食べる。
…美味しい、けど投げちゃダメだよ…落としたらどうするの…？

桃「るなとA、今は会議中よ？」

『…ごめんなさい』

る「雪チャン、ナイスキャッチ！」

はぁ、と一つため息をついた綺羅莉。

…なんだか、目の下にクマが見える。
生徒会長だし疲れてるだろうし…休んでもらわなくちゃ。

出来るだけ早く会議終わらせよう。

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