【賭ケグルイ】会長の幼馴染みは、 (ページ19)

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17.乱れるページ19

You said

あの後、準備を進めていった楓とユメミ。

資金の方は楓によって準備され
ユメミはマネージャーと一緒に蛇喰夢子とのギャンブルを考えていた。

ギャンブルの名は、「バトっていいとも！」。
９種類競技があり、勝った人が3×3のマスに
印をつけ、先に1列揃えた人が勝ちになるギャンブル。

大抵の競技はユメミが勝つようになってるけれど、
ファンの方を盛り上げるために、わざと負けることができるものもいれてるみたい。

『…楓とユメミ、大丈夫かなぁ…』

る「にゃはは！雪チャンも見に行くでしょ？？チケット取ってくれるみたい」

『見届けないと、ダメだよね…。綺羅莉にも悪いし』

実は、今この場にいる副会長が綺羅莉だなんて、知ってる人は
わたしとるなくらいらしい。

みんな、びっくりするよね…。だから変なこと言わないかヒヤヒヤしてるのに。
綺羅莉はそんなこと言われても強いメンタルもってると思うけど。

る「今回、どうなるんだろうね〜楓くんはかなり自信あるみたいだけど」

『まぁ、生徒会がプールしてあるお金も使えるわけだし…会計だから仕方ないね』

る「あー、"会長"もったいないなぁ…せっかく面白いもの見れるのにぃ」

そんな中、ただ1人そわそわしている人がいる。

会長がいない間に、生徒会内が乱れている______。
珍しく机に座り、不安そうな顔をする清華。

綺羅莉は、清華にもリリカと双子だということを伝えていないらしく
わたしが何でかと聞くと「ふふっ、だって面白そうじゃない」なんて返答が返ってきた。

リリカ大丈夫かな…。
いつも仮面を付けているからなのか、普通に人と接するのは得意な方ではない。
綺羅莉が言ったことを守るだけで、あんまり自我を見せることは少ない。

双子なのに、こうも性格が真逆なのはびっくりする。

『 ((早く帰ってきなよ、リリカ。面白いものが見れるから…))』

心の中でそう呟いた。