【賭ケグルイ】会長の幼馴染みは、 (ページ14)

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12.人生ページ14

You said

桃「それじゃあ、両者掛け金は1000万だから
2000万円を3日以内に納めていただける？」

男子生徒「そんな…！3日なんて！」

基本的に若干の猶予は与えられるけれど、
早く納めて貰わなければ…〔人生計画表〕が来る。
もう届いていたかもしれない。その場合は新たに追加されるんだ。

学園内だけでなく、
本当の家畜のようになってしまうから…。

桃「それなら一週間でも二週間でもいいけれど…
言ったからには…言わなくても分かる？」

『まぁ、このゲームなら勝てると思ったのかもしれないけれど…
ごめんなさい、わたしカードを使うギャンブルが得意なの』

わたしはあまり学校に来ない分、ギャンブルをする機会がない。

だから得意分野なんて知らないのは当たり前で。
なんか申し訳なくなってしまう。
たった１時間程のギャンブルで、人生が決まってしまうかもしれないから。
でもそれを彼は望んだわけで。

る「雪チャンはあんまりギャンブルしないからしょうがないよ～」

桃「それでは解散しましょうか」

綺羅莉がそう言うと、
男子生徒は叫び出した。

苦しそうな顔で、生徒会室から飛び出ていき
廊下を走っているのだろうか、遠くから叫び声が聞こえる。

………だからギャンブルはしたくなかった。

わたしの次の手で、相手の人生が変わってしまうかもしれない恐怖。
それがとてつもなく怖かった。

最初はこの高校に入ることを悩んでいたけれど
昔からの幼馴染で仲のいい、綺羅莉が入ることを聞いたから
わたしは〔私立百花王学園〕に入ることにしたんだ。

『だからわたし、したくないのに……』

桃「でも役員になった運命なのよ、A」

る「拒否することは許されないもんね～にゃはは」

桃「なら私が変わってあげたいところだけど…
私に挑んでくる人はそうそういないのよ」

それじゃあ、わたしが生徒会長になれば
ギャンブルをしなくてすむのではないか。

そんな考えがわたしの頭を過ぎった。

……まぁ、なるつもりはないけれど。

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原作では第2巻に登場した、〔２枚インディアンポーカー〕ですが
２人でやると超つまらない物になってしまいます^^;
実質降りることは相手の勝ちに繋がってしまうので…。

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