松野千冬の幼馴染はラッキースケベられ体質である【東リベ】

No.15 ページ16

”責任つったら、結婚しかねーだろ”


その言葉が頭の中でやまびこのように響いていた。


ケッコン…？ケッコンって、あの結婚よね？え……？なんで？


若干ゲシュタルト崩壊を起こしてしまっているが私の頭には？で溢れている。

そんな私をお構いなしにマイキーさんは私の手を両手でそっと握った。


「ちゃんと責任は取るから」

『いやいやいや全然そんなことしなくていいんで！！』

「マイキー！いきなり結婚じゃなくてまずは恋人が先でしょ！」

「そうなの？じゃあ恋人からで」

『なんでそうなるの！！責任とか取らなくて本当に大丈夫なので』


女の子が少し顔を赤らめてキャーッと黄色い悲鳴を上げているけど、正反対に私の顔はげっそりとしていた。


マイキーさん、全然話聞いてくれない…

私は大丈夫と言っているのにマイキーさんは全く聞く耳を持たなかった。


「とゆーか、なんで責任取るが結婚するに繋がるんだよ」

「前に真一郎が言ってた」

「真一郎くん……」


辮髪さんは問いかけるとマイキーさんの真一郎が言ってたという答えに頭を抱えてしまった。


「マイキーくん、何も結婚とかしなくても……」

「オレらでコイツ守ればいいんじゃねーの」


千冬と場地さんのフォローのおかげでマイキーさんは納得してくれた。


「そんじゃ、今日の夜お前のこと紹介するから集会来いよ」

『え？いや私は……』

「いいんじゃねーの？」

「私も賛成！女の子の友達欲しかったんだよねー」

「行きと帰りはオレらと一緒に行くぞ」




なんか、とんでもないことになってきた。


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