高学歴ファミリー

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二拓「「ただいま〜！」」

静かだった我が家に明るい声が響いた。

『おかえり。どうだった？』

やけに嬉しそうな二人に話を振ると、拓司が満面の笑みを浮かべて今日の様子を話し始めた。

拓司「今日ね！はなおと久しぶりに話したんだけど、休校中にポケモ○してたんだって！それでね、……」
『はいはい笑後でいっぱい聞くから手洗ってきな』

そう言うと、素直に二人は洗面所の方へ歩いて行った。

手を洗ってきて、戻ってきた二人は楽しそうに話し始めた。特に拓司が。



そんなこんなでいっぱい話していたら、時間はもうお昼時になっていた。

『はい、もうご飯作るからお話はそこまで！お昼ご飯作るの拓朗手伝ってくれない？』
拓朗「ええよ」

さっきは拓司が主に話していた為、拓朗の話をあまり聞くことが出来なかったから、お昼ご飯作りをしている時、さりげなく学校どうだったかを聞いてみる。

『…学校どうだった？』
拓朗「楽しかった…！」
『そう。よかったね。』
拓朗「颯とか修功とかと久しぶりに話せた！あとね、……」

少し笑顔になりながら話す拓朗の姿は本当に楽しそうで、ついついこちらまでニコニコしてしまう。

この様な姿を見ていると、普段はクールで大人びている拓朗も、やはり小学生なんだなと思う。

そんな拓朗の知らない一面を知れた気がした。

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