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遊びに行っていた拓司と拓朗が家に帰って来た。

家に帰ってくるや否や、半べその弟たちの元へ駆け寄り、頭を撫でている。

『おかえりー』
拓司「拳兄ちゃん、二人はどしたの?」

拓司も拓朗も、今日は二人がおつかいをする日だと知っていた為、まだ家を出ていない二人を見て、驚いていた。

『実はね、……』


二人が俺と一緒に行くと言っていることを伝えると、拓司が

拓司「じゃあ、俺が途中までついて行こうか?」

と言い出した。

『えっ?』
拓司「途中までだったらおつかいにもなるでしょ?」
『…じゃあ、お願いできる?』
拓司「いいよ!」
拓朗「俺も行く」
『祥彰と航平、拓司と拓朗がついて行ってくれるって』
航平「……いっしょ?」
『うん、途中までね。でも、拓司と拓朗と別れても、そこで泣いたりしないんだよ?』
祥彰「…わかった…!」

兄がついてきてくれるということを知り、末っ子たちはみるみる元気を取り戻していった。

『じゃあ、宜しくね』
拓司「分かった!いってきまーす!」
末っ子たち「いってきまーす!」

すっかり元気になった二人は、拓司と拓朗と手を繋いで家を出ていった。

大丈夫かな…


____________
izw side


『二人ともおつかいなんて偉いなぁ!』
拓朗「凄いで、二人とも」

今は祥彰と航平のことをベタ褒め中。

だって、そうでもしないと二人ともまた泣いちゃうから。

実は、当初俺たちと別れる場所であったところでは、二人はまた「出来ない」と愚図り始めてしまった。
だから、もう少しだけついて行ってあげたのだ。

このことを拳兄ちゃんが知ったら怒るんだろうなぁ…

『ほら、本当にここまで。あとは二人で頑張っておいで?』
拓朗「俺ら家で待っとるからな」
祥彰「……がん、ばる…ね、こーへい?」
航平「…コクリ」
『偉い!ほら、行ってこい!』
祥彰「…こーへい、いこ」
航平「…よしくん、おててつないでてね」
拓朗「気ぃ付けるんやで」

拓朗と一緒に二人の背中を押してあげると、今度は愚図らずに、不安そうな顔を浮かべながらも手を繋ぎながら歩いて行った。

一応曲がり角を曲がるまでは見届けてから、拓朗に声を掛けた。

『…よし、帰ろ拓朗!』
拓朗「うん」
『二人とも大丈夫かなぁ…』
拓朗「大丈夫やろ、だって俺たちの弟やもん」
『まあ、そうだな』

少しナルシスト風な会話をしつつも、俺たちは並んで帰路についた。

・→←末っ子たちのおつかい



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ういか(プロフ) - 初めまして!このお話とても面白いです(^ ^)リクエスト失礼します!伊沢さんメインのお話が読みたいです!シチュエーションは問いません、他の方のリクエストもあるでしょうし、できればで大丈夫です!これからも頑張ってください! (2020年4月19日 20時) (レス) id: 870724d1be (このIDを非表示/違反報告)
白熊 - Yuiさん» コメント有難うございます!リクエスト承知致しました! (2020年4月18日 11時) (レス) id: 19dde56db8 (このIDを非表示/違反報告)
Yui - またまたリクエスト失礼します!kwkmさんがお料理をする所が見たいです! (2020年4月14日 23時) (レス) id: 284bbb0586 (このIDを非表示/違反報告)
白熊 - ゆみへふさん» コメント有難うございます!そう言って頂けるなんて光栄です!リクエスト承知致しました! (2020年4月6日 6時) (レス) id: 55b64ca4c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみへふ - リクエスト書いてくださりありがとうございました最高でした(´∀`*) (2020年4月5日 23時) (レス) id: 2a3ceda9d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白熊 | 作成日時:2020年3月30日 23時

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