教えてあげる

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山田サイド







いきなり伊野ちゃんからのカミングアウト









有「えっ、えー！でも、山田だって困ってるじゃん！ね？山田？」









俺よりも大ちゃんの方が驚いてるじゃん！









本人よりテンパるなよ！！！！！！！









伊「ほぇ？だって、大ちゃんと山田は付き合ってないんでしょ？だったら俺にだって山田と付き合う権利はあるでしょ？」









いやいやいや、俺の気持ちを考えろよ！









有「…山田は？」









山「えっ？」









有「山田は伊野ちゃん、好き？」









山「えっと、ねー。あっ！授業始まっちゃう！後でね！！」









俺はこの場から逃れるべく、全速力で廊下を走った









生徒には「廊下は走るな」って言ってるけど説得力ないよね〜w









山「はぁ、俺、どうすればいいんだよ…」









数学準備室でため息をつきながら独り言をつぶやい
た









伊「山田？」









山「わっ！伊野ちゃん…驚かせないでよ」









まぁ、伊野ちゃんは昔からいきなり現れるからね









伊「さっきの返事さ、焦らなくていいからね」









山「う、うん！」









もー！！俺って本当にバカだな。ここで言えばいいのに！！









俺には好きな人がいる









まだ言わないけどね？









今回の件は、俺とずっといる人に相談しようかな

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