第40話 ページ40
Aは下校途中に村山に出会った。
案外ふらついていると出くわすものだ。
「あ、村山さん」
「よ」
イヤホンを片方外しAは村山に挨拶する。
村山もそれに答える。
「なんかあれだな、案外出くわすもんなんだな」
「そうですね。てか、また待ち伏せしてたんじゃないんですか？」
「今日はさすがに違うわ」
村山は顔の前で手を振る。
「あ。なぁあんた、そういや名前なんていうの」
村山はこの間聞き忘れた名前を訪ねた。
「Aです」
「ふーん。Aね」
村山は確かめるように呟く。
「Aこのあと暇？」
村山の問いにAは頷いた。
「どうかしましたか？」
村山はおもむろに歩き出す。
「まー、ついてきてみ」
ついた先は鬼邪高校だった。
「え、村山さん、なんで学校に？」
村山はニヤリと笑う。
「あんた喧嘩好きだろ？さっそくだけど、餌、やる」
村山の言葉にAの顔が綻んだ。
初めて村山に向けた笑顔だった。
村山は満足げに笑う。
警戒心の強い野良犬に餌を与えて自分に懐く時の優越感。心が満たされるのがわかった。
「いいんですか？」
「一応奴らには話してある。抗争じゃねーから勘違いすんなよ」
村山はAと達磨の件を思い出し、一応釘を刺しておく。
「もちろんです」
2人は学校に足を踏み入れる。
校舎からAを迎え入れる声が聞こえる。
その様子にAは楽しそうに笑った。
まるでこれから遊園地に行く子供のように。
「ま、俺は教室で待ってっから後でな」
「…」
それだけ聞くとAは校舎に入っていった。
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魄 - 秋(シュウ)さん» ヽ(*´∀｀)bﾊｰｲ (2017年12月3日 15時) (
レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - 魄さん» コメントありがとうございます！テストお互い頑張りましょうね！ (2017年12月2日 22時) (レス) id: 19f78b416f (このIDを非表示/違反報告)
魄 - あ、あとテスト頑張れ〜！私もテスト期間だわw (2017年12月2日 17時) (レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
魄 - 続編楽しみにしてます！頑張って！ (2017年12月2日 17時) (レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - みきやんさん» コメントありがとうございます！本当ですか！めっちゃ嬉しいです…！ (2017年12月1日 17時) (レス) id: 19f78b416f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋(シュウ) | 作成日時：2017年11月8日 19時
